内容説明
わたしは彼らと違うのだ。いかにむなしくても、それはどうしようもないことだ―。殿さまには殿さまの悩みがあって、些細な物事にも思いを馳せる(『殿さまの日』)。“ショートショートの神様”が、斬新な切り口によって描き出す傑作時代小説集第一弾。
著者等紹介
星新一[ホシシンイチ]
1926年東京生まれ。東京大学農学部卒業。68年『妄想銀行』で第21回日本推理作家協会賞受賞。ショートショートの第一人者として1001本を超える作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
52
もうすでに「殿様の日」と「城のなかの人」で読んでいて再読です。短篇というよりの中編があったりで楽しめます。時代小説ということでちょっとショートショートとは異なりますが、エンターテイメントとしてはいいのではないでしょうか?松本大洋さんのカバーや挿絵もあっている気がします。2015/01/09
nemuro
46
図書館の文庫本の書架で目に付き「星新一の時代小説もあるのか」と借りてみた。「殿さまの日」「江戸から来た男」「道中すごろく」「紙の城」「春風のあげく」「すずしい末」の6編。巻末の「出典」によれば前4編が『殿さまの日』(新潮文庫)で後2篇が『城のなかの人』(角川文庫)。「2009年8月5日 第1刷発行」。舞台は「江戸からかなりはなれた地方の、ある藩」であったり「北国のある藩」であったり。殿さまや城代家老などの視点から斬新な切り口で描かれていて、面白い。皮肉でユーモラスなる短編時代小説集。さすがの星新一である。2026/06/30
アルピニア
44
星氏が時代物を書いていたと知り、手に取る。現代ものに比べると話のテンポがゆっくりで、落ちもゆるめという印象。星氏にかかるとお殿様も武士も形無し( ´艸`)星氏ならではのシニカルな描写を楽しむことができた。2024/04/30
森の三時
39
体調がいまいちなので短編を読もうとたまたま手に取った、星新一さんの中ではあまりに馴染みのない時代小説六編。江戸の武士たち、どれも労多くしてトホホな結末なところは星新一さんですね。あれやこれやと考えを巡らせ、やがて疑心暗鬼になり、議論をすればするほど真実から遠ざかっていったり、小悪事の積み重ねがだんだん麻痺してとんでもないことになったり、希望的観測を積み重ねて当てが外れてしまったり、事態を打開するつもりが見込み違いにより余計に悪化したり…。トホホ。2020/10/24
も
29
図書館でたまたま見つけた1冊。未来の話が多いイメージの星新一さんが時代小説を書いているとは!文体は星さんそのもので、皮肉な結末も星さんそのもの。今まで読んできた星さんとはまた違った一面を垣間見れたような気がして面白かった。続きも読もう~♪2015/05/04




