内容説明
少年探偵団の名コンビ・井上くんとノロちゃん。ある日ふたりは、珍しい「移動映画館」に惹かれてそのあとをついていくが「魔法博士」と名乗る黄金の姿をした盗賊とその手下に捕らえられてしまう。彼らの目的は、何と名探偵・明智小五郎を盗み出すことだった。
著者等紹介
江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894年生まれ。本名は平井太郎。1923年『二銭銅貨』でデビュー。探偵小説の第一人者として『屋根裏の散歩者』『陰獣』『蜘蛛男』などの代表作を次々と発表。1936年、初の少年向け読み物『怪人二十面相』が評判を呼び、明智小五郎と少年探偵団が活躍する「少年探偵」シリーズとして現在も読み継がれている。1965年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
28
少年探偵シリーズ、十五冊目。少年たちに大型マジックショーを開催したり~、なぜかみんなで踊ったり~、トリックを言い当てられていってテンション上がったり~。ラストがちょっとおまぬけだよ…。2017/05/27
ぴかりん
20
Kindleにて。今回は、二十面相のトリック館へようこそ!って感じ。面白く読めましたが、ちょっと調子に乗り過ぎちゃいますか~的な。エンターテイナー怪人二十面相(笑)2017/08/15
ホームズ
13
魔法博士って(笑)小林少年や井上君、ノロちゃんを相手にしているときは怪人なのに明智小五郎が乗り出してきた途端に(笑)今回は明智の登場が遅かったからだいぶ怪人が活躍できましたね(笑)悪者の黒人と踊ってる挿絵が(笑)真面目にやってるのか?って突っ込みたくなった(笑)表紙の絵がいい感じですね~(笑)2009/07/21
頭無
10
『なかなかチャメスケ』なノロちゃんが良い感じ。何かにつけて臆病者と言われ小林少年にきつめの叱責を受けるノロちゃん。巨人の胎内くぐりに象消失マジック、インド魔術からの謎のハイテンションダンス。今回の作品は子供の頃に読んでたら凄く面白かったでしょうね。明智を捕まえるために仕掛けた数々の罠を逆に使われて捕まる二十面相。いつもやられてるけど今回は余すところなく100%の完敗でした2017/03/07
さえきかずひこ
9
大人向けの『黄金仮面』をベースにした焼き直し作品。でも、ぼくは乱歩の思わせぶりな少年向け文体も愛してやまないのですよね。マンネリでも好きなのです。どうしようもなく好きなのですw2017/07/08
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