新・童話の海
とびらをあければ魔法の時間

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  • サイズ A5判/ページ数 88p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784591110416
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

おちこんだり、かなしいことがあったとき、元気をくれるすてきな場所「すずめいろ堂」。すずめいろ堂の魔法の時間には、心がわくわくおどりだすような、ふしぎなことがおこります。小学校中学年向き。

著者等紹介

朽木祥[クツキショウ]
1957年広島市生まれ。被爆二世。上智大学大学院博士前期課程修了。首都圏の大学で教えながら、2002年より児童文学の創作をはじめる。2006年『かはたれ―散在ガ池の河童猫』(福音館書店)で第39回日本児童文学者協会新人賞、第35回児童文芸新人賞ほかを受賞。2009年『彼岸花はきつねのかんざし』(学習研究社)で第33回日本児童文芸家協会賞を受賞。鎌倉市在住

高橋和枝[タカハシカズエ]
1971年、神奈川県に生まれる。東京学芸大学教育学部美術科卒業。おだやかでやさしい絵で、独自の世界を豊かに広げ、幅広いジャンルで活躍している。横浜市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

91
日暮れ前に訪れる茶色のベールがかかったような〈すずめいろどき〉。メヌエットが上手に弾けなくてバイオリンのレッスンが嫌になった女の子は、いつも乗る電車を途中下車します。初めて下りた小さな駅。雨やどりするため入った不思議なお店には、本がいっぱい並んでいます。どの本にもカバーがかかっていて、何の本かは分かりません。本棚には〈もうじゅうにごちゅうい〉の但し書きが。最初の本を開くと不思議な出来事が起こります……。魔法が詰まった本棚は、女の子に勇気と小さな楽しみをプレゼントしてくれたのでした。可愛らしいファンタジー♪2015/04/18

ミーコ

64
大好きな朽木さん本。タイトルが素敵で 表紙が綺麗なので手に取りました。 とっても優しいお話♬*゜音楽が好きで始めたバイオリンなのに、少しも上手くならない『私』・・・ 落ち込んでた時に見付けた「すずめいろ堂」 天井まで本ばかり。この館の中で起こった不思議な出来事。ずっと忘れていた気持ちを取り戻します。沈んだ気持ちも明るくなる1冊です。「すずめいろ堂」でコンサートが開ける日も、そう遠くなさそう♪ 読み終わって本を閉じた時 動物や音符が楽しそうに見えます。2017/04/19

anne@灯れ松明の火

42
読友さんご紹介。「すずめいろどき」だけ営業する「すずめいろ堂」は不思議なお店。好きで始めたバイオリンが上達せず落ち込む「わたし」は、偶然出会ったこのお店の扉を開け、魔法の時間を過ごす。「わたし」の落ち込みがほぐされて、前向きになる過程が自然で、見事。そして、何より楽しい! 絵が高橋和枝さんであることも魅力♪ 表紙も挿絵もかわいいが、見開きで描かれたページには見入ってしまった。「すずめいろどき」、朽木さんの造語と思い込んで読んでいたオバカな私(汗)日本語って素晴らしいね!2017/05/10

小夜風

37
【図書館】「すずめいろどき」って言葉、初めて聞きました。日暮れ前の不思議な時間。バイオンリのお稽古に行きたくなくて立ち寄った不思議な本屋「すずめいろ堂」で、本を開くと不思議なことがたくさん起こるお話。小学校中学年向きの字の大きな本ですが、優しくて楽しいお話でした♪2015/02/02

kiisuke

36
またまたお気に入りさんのレビューを参考に♪知らずに手にとったら大好きな高橋和枝さんの絵で嬉しさも倍増^ ^なかなかうまくいかない習い事。行きたくないなぁ…っていう夕暮れ前の空気と一緒に感じてたちょっとほろ苦いようなあの気持ちを懐かしく思い出しながら読みました。今回この本に出逢えての大収穫は『ゆっくりでいい。やすまずに続けることがとても大切』という意味のゲーテの言葉。大人になってから始めた今の私の習い事、今度はずっと続けてみよう(*´︶`*)とっても勇気がもらえた大切な一冊になりました。2015/04/21

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