ポプラ文庫クラシック<br> 怪奇四十面相―少年探偵

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ポプラ文庫クラシック
怪奇四十面相―少年探偵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591108727
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

都内の拘置所に収容されていた怪人二十面相から新聞社に手紙が届いた。『「四十面相」と改名し、新事業「黄金どくろの秘密」に乗り出す』と。世間は大騒ぎになり、拘置所長も警戒を強める。「黄金どくろ」とは何か?小林少年がその謎に挑む!「大金塊」に並ぶ暗号解読ミステリの快作。

著者等紹介

江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894年生まれ。本名は平井太郎。1923年『二銭銅貨』でデビュー。探偵小説の第一人者として『屋根裏の散歩者』『陰獣』『蜘蛛男』などの代表作を次々と発表。1936年、初の少年向け読み物『怪人二十面相』が評判を呼び、明智小五郎と少年探偵団が活躍する「少年探偵」シリーズとして現在も読み継がれている。1965年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

123
★★★★★ 【子供目線レビュー】 久々に暗号解読からの宝探しという胸熱なストーリー。 前回の『大金塊』は悪役がショボかったのだけが残念だったが、今回は四十面相が相手で不足なし。 そして小林少年の活躍の目覚ましさも特筆に値する。暗号解読自体は全知全能の明智探偵に譲るものの、それ以外は四十面相と引けを取らない。 やはり「少年」探偵シリーズなんだからこうでなくては! また四十面相もただ改名しただけでなく、脱獄の見事さ、財宝への飽くなき執念、敵を助ける男気など、単なるやられ役にとどまらない活躍で喜ばしい。2020/02/01

セウテス

69
少年探偵シリーズ第9弾。〔再読〕二十面相は脱獄すると供に、四十面相に改名する。そして新たな計画にのり出すと言うが、相変わらず殺しはしない、盗みもルパン程はやらない。では何をするのかと改まって考えると、自分の資産を投じて怪人になりすまし、世の中を嚇かすだけではないのか。今回明智小五郎に代わり、小林少年が四十面相と対決する。しかし、小林君をふりきる為に郵便ポストに化けてみたり、小林君は小林君で百科事典になりすますなど案外微笑ましい。見所は捕らえた小林君を、火事から救おうと躊躇せずに飛び込む四十面相の心根です。2017/10/12

みっぴー

49
二十面相が進化→四十面相に。改名はしたけど、基本ステータスは変化無し。相変わらず憎めないキャラクターで、ゆるキャラと言っても過言ではない。むしろ怪奇なのは、日常を全て二十面相との対決に注ぎ込む小林少年。彼の将来が心配でならない。話の中身は、暗号とお宝探しで中々の充実ぶり。小林少年があれに化ければ二十面相はこれに化ける…さすがに今回は度肝抜かれました。乱歩に欽ちゃんの仮装大賞みせてあげたいです。2017/06/17

ぴかりん

21
Kindleにて初めから順に再読中なのですが、この作品はかなり面白い!小林少年と四十面相の戦いは、今読んでもワクワクにやにやできました。始まりから終わりまで、エンタメ要素満載でイッキ読みとなりました~2016/08/18

ホームズ

15
二十面相が改名して四十面相って(笑)今回の四十面相のポストのトリックは笑ってしまいました(笑)小林少年の「書遁の術」も(笑)あまりに幼稚な感じのトリックを大真面目にやってるのもいいです(笑)幼稚だな~って思いながらいろんな人間に変装する四十面相にワクワクしなら読んでしまいました(笑)2009/04/16

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