ポプラ文庫
猫と女たち―Mure Yoko Selection

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591108369
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0193

内容説明

瀕死のふりをするゴンちゃん、パンダ座りでブニャーと鳴くブタ夫、気がよくてボスになれない「きたなマスク」、ベンツで律儀に野沢菜を届ける美智子、子供との同居を断るカメヨ―猫&犬たちのエッセイと逞しくチャーミングな女性たちの物語を収録する贅沢なセレクション。

目次

1 猫のジンセイ、犬のジンセイ―Essay(犬や猫のいる町;犬にみる民族性;犬のピーター君の話;二重猫格;うずまき猫の行方;「きたな通り」、「きれい通り」の猫たち;猫には猫のジンセイが;猫のおもちゃ;甘えん坊と親馬鹿;プチ家出;しまちゃんの粘り勝ち)
2 女たち―Novel(ハイヒールで全力疾走;気合;どんどんかせいで;サンダルとハイヒール;おかめ日記)

著者等紹介

群ようこ[ムレヨウコ]
1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miww

67
前半は群さんのご近所猫のエッセイ。文章が可愛くて笑える。電車でニヤニヤしながら読んでしまった。猫のお話は癒されますね。野良ちゃんの猫らしい生活がサラッと描かれ、群さんの飼い猫、しいちゃんも登場。後半は個性的で我が道を行く女性を描いた小説。秘書でありおしゃれなスーツを着こなしながら、家ではジャージや弟の服で過ごす姉を弟目線で描いた「ハイヒールで全力疾走」、やり手の妻に黙ってついていく夫目線の「どんどんかせいで」が面白かった。表紙のイラストがかわいい。2016/04/27

ぶんこ

56
どの作品も途中から読んだことがあるのに気づく。それでも軽く読めるので最後まで読み通しました。猫・犬エッセイは、小さい頃から小動物を飼ってきた私には、あるある。群さんも同じなんだなぁと感慨深い。元気に女性たちの短編は、不器用で靭くて、なかなかアッパレ。カメヨさんの気概を見習いたいです。2016/09/04

ペルー

40
タイトルの「猫」に惹かれて読んでみた。群さんだし。前半は猫のエッセイ。後半は女性主人公の短編集。猫話はほのぼの。女性達はなんだかキリリ(笑)2018/07/21

ねこまんま

34
前半は猫エッセイ、後半はいろんな女たちの短編という構成になっています。 セレクションなので、前半の猫エッセイはどっかで読んだことがあるような。 後半の女たちのお話ですが、それぞれ、一癖あって苦手なタイプもいるんだけど、群さんにかかればほんのりとした仕上がりになるのが不思議。 きっと彼女たちの周りの人間が、のほほんとしてるんで、カチンとくる言動にも「ま、いっか・・・」と冷静に淡々と受け止めるからなんでしょうね。 ああ、やっぱりまた猫飼いたいな。 ふわふわの毛玉が懐かしくなってきた。2016/05/23

hanagon44

20
前半のエッセイパートはほとんどが他の本で既読。「犬のピーター君」はピーターくんの家族からの冷遇が腹立たしく悲しかった。特に,老いてからは放置(飼い主いわく好きにさせている)で,近所の子どもにおもちゃにされ引っ張りまわされている姿に胸が締め付けられる思いがした。一方で「うずまき猫の行方」では,小さい子が必死で書いたたずね猫のチラシが,広範囲にわたって張り出され必死になって探す家族がいて,2ヵ月後に無事帰還チラシに安堵するという話にほのぼの。それにしても著者の命名は非情。ブタ夫って…きたなマスクって…。2015/09/02

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