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ポプラ文庫
パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由

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  • サイズ 文庫判/ページ数 345p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591106310
  • NDC分類 367.235
  • Cコード C0195

出版社内容情報

少子化に悩む先進国のなかで、唯一、出生率が上昇している国・フランス。新生児の45%が婚外子、事実婚が多数を占め、子供を産んでも働くのがあたりまえ、そして結婚してからも恋愛関係を重んじる国で、どうして出生率はあがっているのか?本書では、自身もフランスに長く暮らし、フランス人の夫と、二人の子供を育てている著者が、女性と子供をめぐるフランス事情、文化やメンタリティ、社会システムをわかりやすく紹介する。「一人の人間として、自由に生きることが自然ならば、女は子供を産むのではないか」と語る著者の、新しいフランス案内。

内容説明

女が自由になるほど、子どもは増える?女性が自由に生きやすい社会の様子を、豊富な例とデータと共に紹介。第54回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。

目次

第1章 フランス女性は生涯現役(出産は人生の分かれ目?;ママになってもデート ほか)
第2章 フランス出産事情(パリのお産は無痛分娩;国家負担の産褥体操 ほか)
第3章 変わりゆく家族のかたち(パリジェンヌ・ママは高齢;「未婚の母」はマジョリティ!? ほか)
第4章 フレンチ・ママのサポートシステム(あなたはこの子のママですか;ヌヌー再び ほか)
第5章 大人中心のリラックス子育て(日仏離乳食考;母乳育児 ほか)

著者等紹介

中島さおり[ナカジマサオリ]
翻訳家、エッセイスト。学習院大学人文研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。87年に渡仏、パリ第三大学比較文学科博士準備課程修了。現在はパリ近郊でフランス人の夫、二人の子どもと暮らす。『パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由』で第54回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

8
なぜ出生率が高いか。「働きながら育てるのが当たり前の風潮で、休みにくい雰囲気がない」「不妊治療に公的支援があり高齢でも産みやすい」「シッターが普及していて夫婦だけの時間が持てる」この辺はわかる。しかし、「シングルマザー・離婚・子連れ再婚・事実婚があたりまえなので、子供を産んでもその子が足でまといになることがない」は、「は?」という感想。妊娠中に他の男性と恋に落ちて再婚などザラだとか。子どもの存在が、親の恋愛における幸せの障害になることはないんだと。100%親の都合で産み落とされる子どものことを2018/10/10

yurari

5
2008年の本。日本の状況は10年経ってもあまり変わっていないように思う。まだ子供なしだが、産後ケアの重要性について勉強になった。セックスレスの原因の一つに妻の性交痛が挙げられるが、適切な産後ケアをしていればこれはある程度は防げる。「日本には女性の幸福に反映する技術の進歩がなかなか導入されない」とは著者の指摘。この本を最初に取り上げたメディアが日刊ゲンダイというのが面白かった。2017/12/03

takao

1
ふむ2022/04/12

むち

1
もちろんパリの全てが正しいわけではないけど、日本の最近の少子化対策は疑問を感じることばかり。保育園無料になったから子供を産もうと思うのか???女性が働くことにばかり目を向けていて、肝心の子供を産むというところに全然目がいってない気がする。2018/06/03

Ikue M

0
タイトル通り、パリの出産事情にスポットを当てた本。 充実した公的補助、産んでもキャリアを損ねることのない雇用状況など、日本人が見習いたい事例多数。 出産後の膣トレに公的補助金が出るところなんか、いかにもアムールの国フランスらしい制度だと思った。 また、アムールがパートナーシップにも事実婚をはじめとする様々な形があり、結婚後の恋愛も謳歌する国民性ならではのエピソードも多数。

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