ROCKER

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591106167
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

プチ不登校の女子高生・美実(16歳♀)といいかげん高校教師ギタリスト・永生(27歳♂)。ロック部創設をもくろむ少年、同性しか愛せない女教師、突き進む女性総合格闘家…元いとこ同士のふたりと愛すべき人々が織り成す、痛快かつ感動の物語。第三回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作。

著者等紹介

小野寺史宜[オノデラフミノリ]
1968年生まれ。2006年、『裏へ走り蹴り込め』でオール讀物新人賞受賞。2008年、『ROCKER』にて第三回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mocha

103
女子高生ミミの語りがテンポよく、キレがあって心地いい。10代の女子から見たら、ミミは羨ましすぎるだろうな。学校はサボってばかりなのに成績が良くて可愛い。親はうるさくないし、いつでもイトコのエイ君の部屋に逃げ込める。鬱陶しい友達関係もサバサバと切り捨て、意外な才能までも…。それでも青春には悩みも戸惑いもいろいろあって、全部を大きく包むエイ君の存在が作品全体をかっこよくしている。ロック&ブルースに彩られた青春ストーリー。2019/03/30

ユザキ部長

74
絶対無理だ。なんて決めつけないで、うたえよ。人が人にフラれるのは仕方ない。それは宿命みたいなものだからな。でも、あれだ。さびしく堪らなかったら言えよ。そんときゃ抱きしめるくらいしてやっから。もちろん服は着とけよ。化けてでてやるからな。2020/02/16

ミーコ

33
ミミちゃんに感情移入出来ず・・・ 私には合わなかったかな❔ 成長して行く姿は良かったです。2015/09/19

さんつきくん

30
そんなにロックロックしていない印象。主人公ミミはいとこのエイくんの部屋に出入りする女子高生。エイくんは乱雑な所もあるが高校教師でギターがプロ並みに上手い。他の登場人物達にギターを教えてと頼まれるが、ぬらりくらりと過ごす。登場人物達のたまり場になっているエイくんの部屋みたいな場所が実際にあれば良いなぁなんて思いつつ。学校で孤独だったミミに友達が出来たり、他校の友達の路上ライブを聴きに来たり。最終章で、ミミがステージで歌うシーンはブルースの余韻が残って良かった。成長が感じられて読んでてホッコリできる小説でした2016/10/22

クボタ

28
図書館に予約している本がまだ来ないので書棚から探して読んだ。結論から言うと予想以上に面白かった。 女子高校生と従兄弟の高校教師の物語だがなかなか読ませる。小野寺史宜さんの作品としては初期のものだろうが「ひと」「まち」とは違った登場人物だが同じような人情が出てくる。2021/04/05

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