内容説明
イチロー選手の活躍は、バット職人の究極の技にささえられていた。松井秀喜選手、新井貴浩選手、宮本慎也選手、田口壮選手ら、スーパースターたちの用具をつくりつづける職人の技。一流選手と一流職人たちの、あくなき挑戦がここに。
目次
もうひとつの「プロ野球」の世界
第1章 ヒーローたちのバット(世界じゅうが注目したヒット;名人のあとをついで;木の循環プロジェクト;軟式用野球バットの革命)
第2章 野球は最高のスポーツや―水野利八物語(なんておもしろいスポーツや;自分たちで用具をつくるんや)
第3章 スーパープレーをうみだすために(プロ選手にみとめられるグラブづくり;アメリカ製をこえるグラブ;親子グラブづくり体験教室;SOSにこたえるスパイク)
つみかさねられてきたスポーツ界の財産
著者等紹介
友成那智[トモナリナチ]
1956年、青森県生まれ。上智大学卒。学生のころから、大リーグに熱中し、大学卒業後は出版社に入社、書籍や雑誌のスポーツ担当として、数多くのプロ野球選手を取材した。現在は、大リーグの知識をもとに、フリーライターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shiho♪
18
図書室本。夏休み前に読んだけど記入漏れ。2009年刊なので情報はちょっと古め。ミズノのバット職人久保田さんや、現在もご活躍中の名和さんのお話も入っています。プロ野球の名選手ともなれば数グラム、数ミリ単位で注文がくるのだとか…。 あと、次男もお世話になっている、めっちゃ飛ぶ軟式バット(ビヨンドマックス)の開発秘話も。 ミズノの宣伝にもなりそうな本ですが、今はあの村神様ことヤクルトの村上選手も名和さんのバットを使ってるとあって、もう一つの「プロの世界」が読めます。2022/07/13
ムク
1
児童向けではあるが、野球というスポーツとその道具との関わり、その歴史、職人たちの思いなどがストレートに伝わってきて興味深く読めた。ミズノの社史のようにも読めるが、日本の野球の発展にあの会社がこれほど大きな役割を果たしていたことはもっと知られてもいいと思った。2009/08/31
すずえり
0
野球の道具を作る職人たちの工夫とその姿が紹介されている。春夏の甲子園とミズノにかかわりがあったなんてビックリ。小学生より。2009/10/03
ようこ
0
道具作りというところから野球を見つめた珍しい本。ミズノという会社の広報の本のような印象もあるが、日本人の職人が先週より早く大リーグに行っていたことを知り、うれしくなる。2009/06/27
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- 和書
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