内容説明
歌舞伎を観る楽しみの一つは、その独特の動きにある。力強い足さばき、すべるように舞台を移動するすり足、軽やかな舞い、そして惚れ惚れするような見得のポーズ。本書は、誰もがイメージできる、これらの動きに一つ一つ注目し、身体のさまざまな部位がどのように働いているのか、そして、この動きを模倣することで、どのような身体的効果がもたらされるのかを、大いに真面目に考えた本である。
目次
なりきり歌舞伎・基礎編(すっと立つ;するりと歩く;踏み出し ほか)
なりきり歌舞伎・動き編(踏み出し;見得;立ち回り ほか)
なりきり歌舞伎・台詞編(知らざあ言って聞かせやしょう―「弁天娘女男白浪」;こいつあ春から縁起がいいわえ―「三人吉三廓初買」;話すことあり聞くことあり―「菅原伝授手習鑑・車引」 ほか)
著者等紹介
湯浅景元[ユアサカゲモト]
1947年生まれ。中京大学体育学部教授。医学博士。中京大学体育学部卒業。東京教育大学大学院体育学研究科修了後、東京医科大学で学ぶ。専門はコーチング論、スポーツ環境論。東京医科大学客員講師、オーストラリア・グリフィス大学高等研究員、日本人間工学会理事、日本スポーツ方法学会理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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