内容説明
1988年3月5日に始まった『探偵!ナイトスクープ』。なかなか上がらない視聴率をよそに、スタッフはみな情熱と活気に溢れ、著者はその中心で彼らを牽引していった。そのあくなき探求心と努力が、徐々に奇跡へと近づいていく…。感動と怒涛のノンフィクション・後編。
著者等紹介
松本修[マツモトオサム]
1949年、滋賀県生まれ。京都大学法学部卒業。72年、朝日放送入社。ディレクターとして「霊感ヤマカン第六感」「ラブアタック!」など数多くのヒット番組を手がける。88年、プロデューサーとして「探偵!ナイトスクープ」を企画から立ち上げ、最高視聴率32.2%(ビデオリサーチ調べ)を記録する超人気番組へと成長させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KJ
2
依頼という素材を笑いという技術で料理する。至高の笑いに酔いながら気付けば涙が零れている事もある。徹底して人間に肉薄出来る番組は確実に人の心を動かせる証拠だ。壮大な映画に匹敵する感動を僅か十分で生み出せる凄さ。当然の如く享受している笑いの背後には緻密な計算と強い信念と深い愛情が存在する。人類に普遍的な面白さは国境を越え時代を経ても色褪せない。どんな願いも叶えてくれるかも知れないという期待を定着させた功績。有り得ない幻想も本気で信じさせてくれるナイトスクープは間違いなくテレビの力と可能性を体現している番組だ。2022/04/30
なつみかん
2
久しく見ていない〝ナイトスクープ〟この関東の地で今ならどの局で放送してたっけ?それともDVDの傑作選か!(^。^)2019/02/01
みせすろいど
2
この本を読んで松村探偵を見直し(何か失礼・・・)、この番組を見てルー大柴を好きになった。「取材される人は、魅力ある人に表現されるべき」という姿勢が、バカらしくも温かい番組の雰囲気につながっていることが良く分かった。2010/04/12
Rie
1
総集編のDVD見たくなった。いつも見させてもらってるけど、作っている側を覗けれた。西田局長ナイスです。 2012/11/01
ikatin
1
番組の裏に、ここまで壮絶な思いと努力があったとは。あらためて感動。2009/12/12