内容説明
第二次世界大戦中、アウシュビッツのガス室で13年の生涯をおえたハンナ・ブレイディ。半世紀後、偶然、ハンナが残した旅行かばんと日本で出会った、石岡ふみ子。ハンナはどんな少女だったんだろう?ハンナにいったい何が起きたんだろう?ふみ子のハンナを探す奇跡の旅が始まった。13歳のユダヤ人少女が残した感動物語。
目次
かばんに書かれた白い文字
しのびよる恐怖
母のいない日々、そして…
テレジンへ行くしかない
やっとテレジンに到着。でも…
兄との約束
ハンナが残したかけ橋
著者等紹介
レビン,カレン[レビン,カレン][Levine,Karen]
カナダでラジオ番組の作成にたずさわり、数々の賞を受賞。ドキュメンタリー番組“Children of Holocaust”では、Peabody Awardを受賞。CBCの番組“As It Happens”では総監督をつとめた。その他にもホロコーストに関する番組を多数作成
石岡史子[イシオカフミコ]
東京都出身、NPO法人ホロコースト教育資料センター代表。イギリス・リーズ大学院で南北問題や女性の人権、教育問題を学ぶ。訳書『ハンナのかばん―アウシュビッツからのメッセージ』(ポプラ社刊/第49回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)の主人公の一人でもあり、全国の小中学校、高校で、ホロコーストを教材とした命・人権の授業を行っている。その教育活動に、カナダ・ヨーク大学より名誉博士号が授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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