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エーディト、ここなら安全よ―ユダヤ人迫害を生きのびた少女の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784591098455
  • NDC分類 K936
  • Cコード C8098

内容説明

あの困難な時代に、危険をおかしてユダヤの子どもたちを守った町があった…!人の心が持つ力と希望をえがく、感動のノンフィクション。

目次

一九三八年五月―オーストリア、ウィーン
一九四〇年五月―ベルギー、ブリュッセル
一九四三年二月―フランス、ボーモン・ド・ロマーニュ
ママの決断
一九四三年三月―ママとの別れ
サラとの出会い
モアサックの寄宿舎
「つねに備えなさい」
ガストン
「あなたのとなりにいる人を助けなさい」〔ほか〕

著者等紹介

ケイサー,キャシー[ケイサー,キャシー][Kacer,Kathy]
カナダのトロントに、夫と子どもたちとともにくらす。ユダヤ人の子どもたちを主人公にした物語やノンフィクションを手がけ、数かずの賞を受賞

石岡史子[イシオカフミコ]
東京都出身、NPO法人ホロコースト教育資料センター代表。イギリス・リーズ大学院で南北問題や女性の人権、教育問題を学ぶ。全国の小中学校、高校で、ホロコーストを教材とした命・人権の授業を行っている。その教育活動に、カナダ・ヨーク大学より名誉博士号が授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

23
ウィーンからベルギー、フランスへと逃れたユダヤ人の女の子の物語。実話に基づく。フランスの Moissac という町では、500人ものユダヤの子どもたちが寄宿舎で生活し、そこにとどまった全員が生きのびた。/ 「正義の町」という愛称で呼ばれるこの町に、昨年、「国民戦線」から出馬した若い市長が誕生したそう。反ユダヤ主義を主張したわけではなさそうだが。ブログにもう少し詳しく記録。https://chekosan.exblog.jp/30645213/2021/08/20

佳乃

20
読みやすく書かれていたので(文体も大きい)児童書だと思うのですが、「アンネの日記」と違って引き込まれるものがあった。そして、何よりもユダヤ人を皆で匿ってくれる場所として寄宿学校があったこと。いつも考えずにいれないのは、ヒトラー自身が「ユダヤ人」だったから、己のことを隠すために大量虐殺したのではないのだろうか・・・と。もう少し『ナチス・ドイツ』のこと詳しく知ってもいいよなぁ。2019/12/21

ねむりねずみ

2
書き方はたぶん児童書だと思う。でも高校の図書室にあるように、色々な世代が読めるように児童書という形態にしたのではと思う。エーディトの寄宿舎のような場所があったことは知らなかった。陳腐な言葉だけれどすごい場所だと思う。最近映像の世紀なんてものを観たからなおさら思う。辛かったろうな。私なんか想像もできないくらいに。2014/03/11

がんぞ

0
21世紀にもユダヤ人粛清があるのではないかと言う人もいるほど、潜在的に敵意はあるのだが、オーストリアから5歳のときベルギーへ。そして父親が逮捕されたのを機に南フランスの寄宿舎へユーディットは送られたが、 そこも閉鎖され80名の児童は分散して支援してくれる家庭に預けられることになった。ドイツ兵に尋問されたとき「エディット・ピアフを知らないの」と応えたのはフランス語か?戦後ユダヤ人は「大日本帝国支配下の上海の生活条件は戦時で厳しかったがヨーロッパに比べると天国だった」恩を天皇制存続という形で返してくれた。2012/04/18

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