内容説明
お金のためでなく、大いなる理想を持って海を渡った人たちがこの国にいた!生涯を台湾医学教育に捧げた堀内次雄、未発達な上下水道整備をした浜野弥四郎、19世紀の食糧不足を救った磯永吉と末永仁、朝鮮の個々の農家を啓発していった宇垣一成、蒙古女子教育に尽力した河原操子、漢和辞典編纂の先駆となった井上翠、ビルマ独立を支援した鈴木敬司、マレーシア解放に命をかけた山下奉文、インドネシア義勇軍編成の父である柳川宗成…今、われわれがより良く生きるための指針を取り戻す必須の書。
目次
「台湾」の近代化をつくった日本人の勇気
「韓国」の近代化に命をかけた人たち
「東北・中央アジア」に楔を打った歴史の空白
遙かなる「南洋」に渡った先人たちの夢
「世界」をまたにかけた誇り高きサムライ魂
著者等紹介
黄文雄[コウブンユウ]
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国之没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。1994年巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞。東アジアの政治、経済、社会、歴史などあらゆる分野におけるするどい洞察力と分析力は高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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