内容説明
まだ見ぬ地への強い憧れ、愛しい人を慕い敬う気持ち。古より天皇・貴族・防人の折々の想いを今に伝えてきた万葉集。全国津々浦々の故地へ、万葉歌人たちの心を偲びに旅立ちましょう。土地にゆかりの歌をなぞり、全国を六〇日で廻れるように構成。地図、現代語訳、脚注、ひと文字アドバイス付き。
目次
第1部 大和(初瀬・桜井;山の辺の道 ほか)
第2部 大和周辺(河内;摂津 ほか)
第3部 東海・東国・越路(三河;遠江 ほか)
第4部 山陽・四国・筑紫・山陰(菟原・敏馬;播磨・淡路 ほか)
著者等紹介
大迫閑歩[オオサコカンポ]
1960年鹿児島県生まれ。本名・大迫正一。筑波大学芸術専門学群卒業、同大学院修士課程修了。九州女子大学人間科学部人間文化学科准教授。漢字の古い書体を中心にした研究、作品制作を続け、後進の指導にあたっている
富田敏子[トミタトシコ]
奈良市在住。帝塚山大学教養学部卒業。在学中に万葉学者の犬養孝氏に師事。産経新聞奈良支局記者時代の昭和56年、万葉の大和路を歩く会を企画立案、同紙面で連載。現在、同会代表者として会を運営。全国の万葉故地をネットワークで結ぶ全国万葉協会会長。平成12年から南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館の企画展示を担当。犬養万葉記念館に協力する会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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