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内容説明
平清盛にむほんをくわだてた罪で、あれはてた孤島に流された俊寛は、やがておとずれた赦免の船にものれず、たったひとり、島に残されてしまいます。美しくも悲しい武将たちのエピソードが数多く描かれる『平家物語』の中にあって武将ではないのに巻三に登場する僧俊寛のエピソード。はなやかな都から罪人として孤島へ送られ、恩赦にも見はなされ、ただ一人島に残されたまま死んでいく男の哀切さは『平家物語』のテーマである「盛者必衰のことわり」を示すばかりか権力者の非情ぶりまでも鮮やかに象徴させています。
著者等紹介
松谷みよ子[マツタニミヨコ]
1926年、東京に生まれる。1956年より民話の採訪をはじめ、『竜の子太郎』(講談社)に結実する。作品は国際アンデルセン賞優良賞を受賞。そのほか、『ちいさいモモちゃん』(講談社)で野間児童文芸賞、『あの世からの火』(偕成社)で小学館賞など。日本民話の会運営委員、日本口承文芸学会会員、松谷みよ子民話研究室主催
司修[ツカサオサム]
1936年、群馬県前橋市に生まれる。主体美術協会の設立に参加。出版美術にも深く関わり、ブックデザインや絵本の分野で活躍、講談社出版文化賞ブックデザイン部門、小学館絵画賞などを受賞。他に『影について』(新潮社/川端康成文学賞受賞)、などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
37
図書館で見つけた絵本。今読んでいる「ゆうじょこう」の中に、硫黄島は俊寛が島流しにされたところという表記があり、目に留まった。若い頃、何を読んだか忘れたけれど俊寛が好きで尊敬もしていたのに、この哀れな最期。しかもまだ37歳。3人で島流しにされたのに、他の2人だけ恩赦で国に帰ることが許され、俊寛だけが島に置いて行かれた悲哀。有名な俊寛の最後がこんな悲しいものだったとは(-_-;) しかし、これ、絵本なんですけどね。対象年齢は何才なの?2014/01/05
小夜風
23
【図書館】絵本だけど凄く芸術的。平家物語に出てくるエピソードのひとつだそう。あまりに悲しく絶望的なお話で読むのが辛いのですが、悪夢の場面でさえ絵が美しく魅せられてしまいます。置き去りにされるところはあまりに残酷…悲しかった。2015/06/03
マツユキ
17
奥山景布子さんの『源平六花撰』を読んで興味を持った『平家物語』のエピソードを、絵本で。清盛に謀反を企てた罪で島流しになり、その後、ただ一人許されず、島に取り残らせた俊寛の物語。平家物語のテーマがよく分かります。悲しい。今の基準で考えてはいけませんが、本人も若い。可愛くもあり、ミステリアスさもあり、不安もあり、色々掻き立てられる絵でした。青空文庫で同題の作品3冊も読む予定です。2022/07/09
Cinejazz
14
後白河上皇の近臣の一人であった僧侶<俊寛(シュンカン)>は、平家打倒の陰謀(1177年の鹿ケ谷事件)の企てが発覚し、<藤原成経(ナリツネ)>、<平康頼(ヤスノリ)>と共に「鬼界が島(西南諸島三島村の硫黄島)」へと流された。 翌年、平清盛の恩赦で成経と康頼の二人は都に戻され、一人島に残された俊寛・・・。 この絵物語は、孤独と絶望にさいなまれ、妻子の死の悲報に耐えきれず、失意のうちにこの世を去った<俊寛>の晩年を語り継いだ〝盛者必衰のことわり〟を象徴するような、 哀切極まりない『平家物語』からの一編です。2022/10/20
pocco@灯れ松明の火
14
歌舞伎&大河:後白河法皇と清盛の間に起きた鹿ヶ谷事件(1177年)俊寛の絶望や孤独。悪夢や家族への愛。罪と怨念で歪んでいく心。 歌舞伎もよいが、絵本の絵も凄く語っているので、おすすめ大人絵本。2012/10/07
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