内容説明
おはなしの中だけでなく、本当に存在した忍者。謎の多い忍者のすべてが、いま明らかに。
目次
まんが 究極の対決!?猿飛佐助VS.石川五右衛門
1 忍者の道具を大公開!
2 忍者の生活
3 忍者はどこから来たの?
4 これが忍術だ!
5 実践!忍者修行
著者等紹介
黒井宏光[クロイヒロミツ]
1960年、奈良県生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業後、時代劇の殺陣師・美山晋八氏に弟子入り。同時に甲賀流伴党21代目宗師家・川上仁一氏に師事し忍術を学ぶ。伊賀流忍者集団「黒党」の頭領として、各地で忍者ショー、忍者教室を開催。伊賀流忍術復興保存会会長、伊賀流忍者博物館顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
emi
4
友達の子供にプレゼントしようと思い、チラ読みするつもりが真剣に読んでしまいました。小学校高学年向きだったのかな。贈る相手はもう少し小さいとは思うのですが、図や写真も多いし、ふりがなもあるので愉しめるとは思います。子供向けの本ですが、道具だけではなく歴史や生活、忍術なども網羅していて大人も十分に愉しめます。子供と一緒に読んだらつい真剣に読んでしまいそう。そんなに昔から忍者がいたのかと驚きました。そんな豆知識が随所にあって、思わず誰かに話したいけど忍者マニアみたい?これを読んで忍者屋敷に行くのも愉しいかも!2012/01/07
私的読書メモ3328
1
子供は堪らないだろうなあ、と思いつつ、大人になってもやはりわくわくさせられるものがあります。ロマンとファンタジーに溢れつつも、現実的な、言ってしまえばしょぼく感じられもする実像についても言及されているところに好感が持てます。2025/01/02
左近
0
子供向けの本ではあるが、大人が読んでも充分面白い。自分が小学生の時に出合っていたら、きっと夢中になって読んだことだろう。最後の忍者と呼ばれる甲賀流伴党21代目宗帥家の川上仁一氏に忍術を教えたという僧侶、気になるぞ。何とかして詳しい素性を知りたいなぁ。そして、服部半蔵は載っていないのに、猿飛佐助は「戦国時代の忍術家」として掲載しているという広辞苑、それで良いのか?編者は誰だ…チェック機能はどうした……2013/12/28
にんにん
0
子供向けの本。だが、忍者になりたくて小さい頃、秘かに自主トレしていた身としては見逃せない。伊賀・甲賀とも何度か行ったこともあり、忍者についてはそこそこに詳しいつもりだった。が、この本を読んで、ますます“忍者”の奥の深さを知り、イメージも変わった。体臭を防ぐため洗濯と入浴はマメに行っていたとか、健康維持と口臭を出さないため歯茎をマメにマッサージしていたとかetc.忍者の成り立ちから背景と在り方、修行、持ち物、実に詳しく専門的だ。ただ、猿飛佐助などモデルは居ても空想上だと言うことの明記が必要ではないだろうか。2013/12/25
nerozou666
0
ポプラ社の「これだけは知っておきたい!」シリーズ28作目。伊賀流忍者集団「黒党」の頭領である黒井宏光氏が監修している。同シリーズは他の児童向け雑学書に比べ、非常に贅沢な内容となっている。漫画のページは少なめで、実際の写真やより詳しい解説文が充実しており、本格的で実用的に完成されている。本書はあえて架空の忍者と実際の忍者の両方に触れており、児童の多様なニーズに答えられるようになっている。『忍たま乱太郎』や『カムイ伝』で忍者に興味を持ったらこの本を最初に読んでみるとよいでしょう。2019/10/09