内容説明
45万部のベストセラー「生きてます、15歳。」から6年。進路の悩み、外国講演旅行、入院、母の不調…そして、21歳になった美由紀ちゃんの今。
目次
プロローグ 私の自立
第1章 中国講演旅行、驚きの旅(飛行機は怖い!!;崔さんとの出会い、中国;親を恨まなかったんですか?(講演会で) ほか)
第2章 受験(ダンベル;合格祈願;ほかの親子は? ほか)
第3章 私の入院、母のめまい(目覚めた!;ねん挫と盲導犬;私の青春 ほか)
著者等紹介
井上美由紀[イノウエミユキ]
1984年に生まれる。現在、福岡県立盲学校専攻科理療科2年で、マッサージの勉強中。中学1年、校内弁論大会優勝。全国中学生人権作文コンテスト福岡大会で優秀賞。九州地区盲学校弁論で最優秀賞。全国盲学校弁論大会で優勝。中学3年、福岡県教育文化賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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圭
13
生まれつき全盲の美由紀さんと出産前に夫を亡くし1人で育てた母、美智代さん。 全盲の美由紀さんがケガをしかねない危険な事でも手を貸さない美智代さんの厳しさに読んでいてハラハラ。でも、「見えない子は、見える人の世界で生きていかなくてはなりません。親がいつまでも守れるわけではないので、親のいなくなった後でもたくましく生きていく力をつけてもらいたかったのです」という言葉に母の愛と覚悟を感じました。全盲だけでなく、不安や病気とも闘いながら前向きに生きようとする美由紀さんの気持ちが素直に綴られていて、心に沁みます。2015/04/15
yazue
3
読む順番が前後してしまったが、高校から受験を経て専攻科へ進んだ美由紀さんの生活と、中国へ招かれて講演を行ったお話。中国と日本では読者の感想が違うという点が興味深かった。美由紀さんの世界が広がっていく様子が嬉しく、頼もしく感じた。2019/10/22
りるふぃー
0
母親の生き方は 同性である娘から全部評価されている。一生涯に渡り 娘のどこかに母親の存在が刻まれていて、それをどう消化していくかは娘の素質次第。母親といっても、強さも弱さも欠点もたくさんある。だから母親とケンカしたり反発するのも、娘が成長している証だから、良いことだと思う。2017/04/25