感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
41
1952年作品。何と半世紀後の文庫化。本格の「刺青」や「能面」で有名な神津恭介ものだが、ミステリというより冒険小説。手榴弾や機関銃、ロボットまで登場してくる。アクションの派手さが想像できるし、SFの世界に一歩踏み込んでいる? 二十面相の登場する乱歩の少年探偵よりも、悪者側がまじ怖い。松下という人が作家ではなく、警視庁の課長なのは、世界が違うのかも。2019/12/19
司
1
なぜ少年ものになると乱歩も横溝も高木彬光も同じなの?2019/10/24
のんの
1
推理小説読んでる割には今まで手を出してなかった神津恭介が探偵のシリーズ。雰囲気は江戸川乱歩作品ぽかった。トリックが斜め上過ぎて、推理小説読んでるというよりはほかの人も書いてるように冒険小説読んでるような感じがした。作者の高木さんが推理小説家デビューするまでのエピソードも面白かった。2019/09/10
OKA
1
ポプラ社から出てるものがあるなんて知らなくて、見かけて思わず借りました。推理物じゃなくて冒険物。展開が早いからスラスラ読めます。怪物との対決だとか、財宝探しだとか、そういった物語なので子供は楽しめるんじゃないでしょうか。最初に人は死にますけど。2017/11/20
Meistersinger
1
長年読みたいと思っていた「神津恭介ジュブナイル」。読みやすさというかスピーディーさを優先させたせいか、宝物の魅力や暗号の解読といった点を細かく描いていないのは少し残念。神津の助手役が火炎放射器で怪物を火攻めにしたり警視庁刑事が手榴弾を使いたがるという展開は凄いw これは推理小説では無くて、冒険活劇なんだな、と。2014/01/22