ダンボールハウス

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  • サイズ A5判/ページ数 131p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784591088302
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0095

内容説明

小屋型、テント型、小屋+テント型、モノ構造体型、寝袋型、キャンピングカー型、無セキツイ型、ロープ型。人の数だけ、家がある。ダンボールハウス研究家による、お宅拝見レポートの決定版。

目次

1 ダンボールハウス入門編
2 ダンボールハウスのコミュニティ
3 個性が生み出すダンボールハウス
4 外部環境との葛藤
5 ダンボールハウス上級編
6 ダンボールハウス、それぞれのドラマ

著者等紹介

長嶋千聡[ナガシマユキトシ]
1980年生まれ。中部大学工学部建築学科在学中、五十嵐太郎氏に師事。2002年、卒業研究をきっかけに、名古屋市内のダンボールハウスおよび「ダンボールハウス建築家」の調査をはじめる。その詳細なレポートと独自の視点が話題になり、建築専門誌『10+1』NO.31(INAX出版)などで取り上げられる。現在は、生まれ故郷の三重県で、毎日が祭りのような日々を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

33
カラー写真あれば良かったと思いますが、そういうわけにもいかんのだろうと思いつつ読む。イラストうまいなと。しかし、彼女を取材対象者にとられたってどういうことなんだろうなと。笑いが少ないと思ったけど、笑い物にしたら炎上するだろうから仕方ないのか。紙の質のせいかちょっと見にくいと思った。2019/05/01

あび

15
建築学科の学生による3年間に渡るダンボールハウスの調査記録。著者自身による入念なスケッチから、各ダンボールハウスの特徴やポイントが学べる。その構造は幾千通りあり、決まったパッケージ商品として住居を購入している我々では思いもよらない世界である。また、ダンボールハウスの持ち主であるホームレスの方々と交流を図り酒を飲み交わしたりと非常に社交性に富んでいる。是非ともその辺の話ももう少し掘り下げて書いてもらいたかった。坂口恭平さんとは少し趣きの異なった書となっており楽しめた。現在は、三重新聞社で記者をやっている。2017/04/30

5
家って何だ?実際に目の前にすれば目をそらしたくなる所謂“ダンボールハウス”。その中にも種類があり、そこに住む人たちの格差がある。社会ルールがあり、経済が存在する。スケッチによるダンボールハウスの構造、資材や見取り図、果ては収納術まで。2014/10/15

TsumuRi

4
表紙がボール紙で本文がわら半紙という素敵な装丁。ホームレスが住んでいるダンボールハウス70軒を回って建築の仕方や生活実態を調査した本。ダンボールハウスと言っても純粋に段ボール製のものは多くなく、木材/パレット/ベニヤ板等を使ったしっかりした作り。長く快適に住むための工夫が凝らされている家も。けっこう立派なハウスがあったり、住人の中には資材の売買をする人や他の住人のハウスを手がける職人みたいな人もいて、さらにハウスの賃貸契約まであったりして、路上には路上の経済圏があるのだなあと思った2010/06/22

ja^2

3
ここには、建物という構築物の原点がある。建築家・内藤廣氏は「建築とは何かを構築しようとする意思である」と言ったが、まさに。ダンボールハウスだって立派な建築物なのだ。いや、そこに潜在する意思は建築そのものではないか。▼一方で、この本では路上生活者の実態を知ることも出来る。それはフツーの家に暮らす人々が想像する—世捨て人的な生活とはかなり違う。そこには私達と同じような社会があり、経済がある。ダンボールハウスの賃貸物件すらある。▼だったら何故、居住環境の良いとは言えない路上に暮らすの?と思うのは下世話な話かな。2014/05/24

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