内容説明
いま、聞かなければならないと思った。子どもたちに伝えたいと思った。ヒロシマ・ナガサキで被爆してから60年目。6人の被爆者を描いた写真絵本。戦争、平和、生きることの意味を静かに語る。
著者等紹介
会田法行[アイダノリユキ]
1972年、神奈川県に生まれる。アメリカのミズーリ大学ジャーナリズム学部卒業。朝日新聞社写真部を退社後、フリーのカメラマンとして活躍
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
永野芽郁と田中圭を足して2で割った寺
91
続編の方を先に読んでしまい、遅ればせながらこれを読む。続編でお亡くなりになった方や老いた方々の十年前。年配の方々の十年という歳月は相当なものだと改めて痛感。続編には出なかった方々もおられる。長崎で被爆した男性は、ケロイドがある事を隠して結婚。奥さんいわく「騙されたと思った」との事。しかしそれでも「私が面倒をみなくては」と思ったのが素敵。男女であれ親友であれ、付き合うってそういう事なのだと思う。胎内で被爆した五十代の女性。九十代の父親と暮らしている。十年後の今も平和に暮らしている事を陰ながら祈る。2015/09/26
ゆみきーにゃ
67
《図書館》タイトル借り。深い悲しみ苦しみ恐れを全て理解するなんてことは実際に原爆や戦争を経験した方たちにしか出来ないことだと思う。でも、日本人として知らなければいけないことだと思う。2019/10/07
ヒラP@ehon.gohon
37
この写真絵本が出版されてから、16年の歲月が過ぎていることに重さを感じました。 この本に、自らを被写体として原爆に対する思いを語ってくれた方々は健在なのでしょうか。 本の中では、力強く語り、たくましく見える姿は、出版されたときのまま、強く核廃絶を訴え続けています。 これを忘れてはいけないし、伝え続けることは、大人に課せられた責任でしょう。 小学校の教科書に出てくる作品として、この写真絵本に巡り会いました。 この絵本の持つ意味を、大事にして欲しいと思います。2021/08/06
どあら
36
図書館で借りて読了。戦争は絶対にやったら駄目です😾 原爆ドームを訪れるアメリカ人は、少なくとも原爆と向き合おうとする人なのよね。2021/08/23
かおりんご
35
写真絵本。読み友さんの感想から。あの戦争から76年。体験者も亡くなってきているので、こういう本が戦争の大変さを伝えるためには必要だと思います。2021/08/24
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- 和書
- 國華 〈1490号〉