内容説明
21世紀の子どもをめぐる状況や、子どもの文学・文化は、いったいどうなっていくのでしょうか。子どもたちが読み、これからも読みつづけていくにちがいない『ズッコケ三人組』シリーズについて考えながら、児童文学の未来についても考えたいと思います。さあ、もう一度ズッコケ・ワールドへ。『ズッコケ三人組』シリーズの魅力をさぐる旅へと出かけます。
目次
対談 『ズッコケ三人組』とは何か
対談 那須正幹VS島本理生―作家ふたり、出会って、話して
ズッコケ三人組の大事典3
図解 『ズッコケ三人組』ができるまで
ファンレター 『ズッコケ三人組』を支えてきた読者たち
インタビュー 高橋信也さんとの一時間
ブックガイド 那須正幹ワールド3 エンターテナーは、これからも仕事をするのだ
エッセイ 那須正幹のこれまで・いま・未来
著者等紹介
石井直人[イシイナオト]
1957年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。白百合女子大学教授。文学社会学、児童文学専攻
宮川健郎[ミヤカワタケオ]
1955年、東京生まれ。立教大学大学院前期課程修了。明星大学人文学部教授。日本児童文学、国語科教育専攻
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kabeo
1
ズッコケ三人組シリーズ完結後の研究本完結編。ズッコケ三人組が無かったら、今の児童文学も違ったものになっていたかもしれないと思った。色々な人が那須先生について語るエッセイが充実。2014/07/10
私的読書メモ3328
0
タイトルに反して、『ズッコケ』シリーズ以外の那須作品への言及に少なくないページが割かれているのはどうなのかな、と。編者二人の対談も、どうにも内輪臭、評論家にありがちな閉鎖狭窄感が強くて。しかし、様々な人のエッセイ集から那須正幹の実像が垣間見えるのはとても良いです。2015/02/23
mitomezzi
0
Re:2022/03/02