内容説明
「陸」とすごした時間は、キラキラかがやく大切なひみつ。あの夏を、わたしはずっと忘れない―。おじさんの突然の死をきっかけに、数年ぶりに父の実家を訪れた祐。そこで出会った陸、そして黒猫のコテツとともに、おじさんの思い出をたどる日々がはじまった。祐と陸の、まぶしくてせつない初恋の物語。
著者等紹介
杉本りえ[スギモトリエ]
1954年、富山県に生まれる。関西学院大学文学部卒業。『未熟なナルシスト達』で第2回コバルトノベル大賞受賞。小説から児童書まで、世代を越えて幅広い分野で活躍している
清田貴代[キヨタタカヨ]
1967年、東京都に生まれる。セツ・モードセミナー卒業。東京ガスカレンダーイラストコンペグランプリ・カレンダー賞受賞。女性誌、広告をはじめ、教材や児童書など幅広い分野で活躍している
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感想・レビュー
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木漏れ日の下
6
娘が学校の図書室で借りて『面白かったから読んでみて』と薦めてくれた本。主人公の女の子、祐がお父さんの実家で同じ年の男の子、陸と出会う。陸と過ごす一夏の忘れられないキラキラと輝く大切なヒミツの思い出。眩しくて甘酸っぱい気持ち。こんな本を今まさに主人公とほぼ同年代の娘が読んでる事が嬉しく、またこんな本を一番煙たいであろう母親の私に薦めてくれた事が尚更嬉しく、心浮き立つ読書時間でした。また小学校の図書室の本を読んでることに、懐かしさと悪戯をしてるようなドキドキも加わり娘と共犯のような連帯感を感じました(笑)2017/10/04