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内容説明
両親をなくした子どもをひきとって育てあげた姨母は、嫁もむかえ、貧しいながらも暮らしていたが、いつしか年をとり、じゃまにされるようになってしまった。そして、とうとう子どもたちは、姨母を捨てようと決めたのだった…。
著者等紹介
西本鶏介[ニシモトケイスケ]
1934年、奈良県に生まれる。児童文学・文化の評論、民話の研究、童話や絵本の創作など幅広く活躍。昭和女子大学名誉教授。各ジャンルにわたり数多くの著書がある
狩野富貴子[カリノフキコ]
1945年、高知県に生まれる。広告関係の仕事を経て絵本、さし絵の世界にはいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおい
9
両親を亡くし1人になった男を我が子のようにかわいがり育ててくれた母の姉。しかし男は大人になり美しい嫁をもらうと嫁に唆され姨母を疎ましく思うようになる。姨母の気持ちを思うと切ない。男が2人で歩んできたかけがえのない日々を思い出してくれてよかった。2020/06/05
つき
8
妻に唆され、両親の代わりに自分を育ててくれた母の姉(姨)を山に捨てにいく男の話。捨てにいく道で、姨の親心に触れてもなお、山の岩場に置いて行ってしまう。翌朝には後悔して連れ戻してきたけれど、一晩置き去りにした事実は消えることはなく、その後、男はどんな心情で暮らしたのだろうか。気になる。2018/04/14
どあら
5
皆様、親孝行しましょう(´・ω・`)2015/03/29
Lesen
4
両親を亡くした子供を育ててくれた姨。やがて子供は成人し嫁を貰った。男は妻の言う事を信じ姨を疎ましく思うようになった。人の心の移り変わりは恐ろしい。姨にあんなに良くしてもらったのに。色々考えさせられる。表表紙と裏表紙が対になってる。子供「駄目な嫁貰っちゃったタイプ」との事。(笑)2019/10/18
たんぽこ
3
この話では、老いた親を山に捨てろと唆す酷い嫁として描かれていますが、老いた姑の世話を一人で担っていたであろう嫁の心中やいかに・・。同じ話を嫁目線で語り直すとどんな話になるんでしょうね。 2022/08/20