内容説明
末期ガンで余命わずかと宣告されながらも教壇に立ち、子供たちに「いのちの意味」を問いかけつづけながら逝った、ある教育者の“生きた証”を綴るノンフィクション。
目次
第1章 いのちの授業
第2章 メールに込めた想い
第3章 父と息子
第4章 いのちのリレー
第5章 忘れられない贈り物
特別収録 大瀬敏昭氏インタビュー
著者等紹介
川久保美紀[カワクボミキ]
毎日新聞記者。1976年、カナダ・トロント生まれ。帰国後は神戸で育つ。関西学院大学法学部政治学科を卒業後、2000年に毎日新聞社に入社。振り出しの横浜支局に在局中、教育をテーマに取材をする中で、大瀬敏昭さんと浜之郷小学校を知り、取材を重ねる。現在は、毎日新聞東京本社・編成総センターに勤務
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
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電車の中で涙が止まらなかった。 生きる意味と、自分が何を伝えられるかを考えさせられた。 生に期待するのではなく、生にから期待されていることを意識すると、自分の人生に誠実になる。名声や富や権力を求めなくなり、浄化していく。2015/09/10
Kohei Fukada
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人間ここまでできるのかと愕然となりました。同じ境遇になった時、同じことが自分にできるだろうか…と考えた時、全く想像ができませんでした。最後まで人を育てるということに命を捧げた姿に熱く胸を打たれる本です。教師ならずともおすすめです。2012/01/12
さーもん
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めちゃくちゃ泣きました。 いのちの授業、私も教員になったら取り入れたいと思いました。大瀬校長先生の考え方が私と少し似ていて、共感できました。2020/10/03
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