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文庫版怪盗ルパン
三十棺桶島

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591085370
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8097

出版社内容情報

島に残されていた自分のサインを追っていた女性が事件にまきこまれた。不気味な悪魔の予言と神の石にまつわる謎にルパンが挑戦。

内容説明

見知らぬ土地で少女時代のサインを見つけたベロニク。みちびかれるようにたどりついたサレク島には、死にわかれたはずの父と息子のフランソワが住んでいるという。なつかしいわが子との再会もつかのま、ベロニクに…。三十棺桶島と呼ばれるこの島に、昔からつたわるぶきみな予言。その予言が現実となって、おそろしい悲劇がくりひろげられる。

著者等紹介

ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス][Leblanc,Maurice]
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没

南洋一郎[ミナミヨウイチロウ]
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

63
魅力的な謎にまず引き込まれ、タイトルどおりのおどろしい趣向のインパクト。伝奇ロマンの味わいが横溢して大いに気分が出る。その上で連続活劇的に次々と展開してぐいぐい読めた。これでちゃんと解決させて爽やかに終わらせてしまうのが、ルパンのヒーロー力。昔書かれた本だから仕方ないけど今の意識で読むと、ある物質の扱いが雑すぎてちょっと引く。2017/10/12

遠藤三春

5
面白かった。今回はなんかホラーチックでなぜか楳図かずおの絵で脳内再生されてました。今回もルパンは脇役。意外とこのパターンが多いのかしら。前作に登場したベルバル大尉もでてくるということは時系列的には大戦後なのかな?ボルスキーが魔法爺の言うこと信じていく展開には笑ってしまった。お前意外と素直だな。あとラストでルパンがボルスキーに貴様も悪党面をしている男なら、正面からぶつかってこい、にも笑ったわ。悪党だから悪党らしくしとんのに。2021/09/15

KAKO

5
子どもの頃読んだ南洋一郎のルパンシリーズ。なんと言ってもこれが一番怖く面白かった。久しぶりに読んでみたら、書いた覚えのない自分のサインがたまたま観た映画の中に出てくる書き出しや、不気味な伝説、生き別れた母子、4人の磔女、神の石と、惹きつけられるアイテムが満載。タイトルもいい!ハラハラわくわくして読んだ当時を思い出した。流石に今は、あの怖さは味わえなかったが、今度大人向け原作を読んでみよう。2020/11/20

十六夜(いざよい)

5
子供の頃図書館で読んでいたルパンシリーズの中で最も印象的なタイトルでした。ルパンの登場部分はかなり少ないですが、前半はなかなかミステリ要素が高め。ドキドキ感が強い作品でした。2014/02/09

min2

3
昔もよくわからない話だと思ったけれど、やっぱり???なお話でした。大がかりな仕掛けのわりに、ワクワク感がいまいちだし、ルパンは出てくるけれど、怪盗ではないし…。2014/12/30

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