文庫版怪盗ルパン<br> 黄金三角

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文庫版怪盗ルパン
黄金三角

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591085363
  • NDC分類 K953
  • Cコード C8097

出版社内容情報

第一次大戦中、3億フランを盗み、ドイツへ送ろうとしたスパイとたたかい、無事に取り戻すという、ルパンの命がけの冒険。

内容説明

戦場で負傷したパトリス・ベルバル大尉と、心やさしい看護婦コラリー。まったくおなじ形の紫水晶の珠を持つふたりはふしぎな運命でむすばれている。コラリーの夫エサレ・ベイは謎の死をとげ、犯人と紙片に書かれた「黄金三角」の秘密を追うふたりは、おそろしいわなにおちる。彼らの前にあらわれた怪人物、ドン・ルイス・プレンナと名のる男は、はたして敵か、味方か。

著者等紹介

ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス][Leblanc,Maurice]
フランスの推理作家、1864年生まれ。警察関係の新聞記者のかたわら、1892年夏から小説を書きはじめたが、あまり成功しなかった。1905年、雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編を発表。それをまとめた短編集『怪盗紳士』(1907)で、爆発的人気を博した。1941年没

南洋一郎[ミナミヨウイチロウ]
明治26(1893)年1月20日東京府西多摩郡に生まれる。本名池田宜政。青山師範卒業。『懐かしき丁抹の少年』(1926)で少年小説家として出発。『リンカーン物語』(1930)、野口英世等の伝記を池田宣政の名で、『吼える密林』(1933)、『緑の無人島』(1937)などの冒険小説を南洋一郎の名で書いて、多くの少年読者を得た。戦後は『怪盗ルパン全集・全30巻』(ポプラ社)が圧倒的な人気を得た。昭和55(1980)年7月14日没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

70
かなり後になるまでルパンがはっきり登場しないので、読み心地がまるでサスペンススリラーのような印象。それでルパンの存在感が薄いかというとそうでもなく。終盤に畳み掛けるように真相を明らかにしていく様は、颯爽としてインパクトあり。事件の影で実は主人公が動いていて謎解きをしてしまうという点では、もっともミステリーを読む醍醐味を感じた一冊。2017/10/10

たかなし

32
ここに出てくるスペインの紳士(もうわかる人は分かるはず)が3回連続でこれから出てくるとは思ってもみなかったんだ…。2018/09/06

十六夜(いざよい)

7
怪しげな紳士=ルパンという図式にも違和感を感じなくなってしまった。黄金三角というインパクトある名前に負けない面白い話でした。2014/02/09

遠藤三春

2
面白かった。ラストの怒涛の謎が解かれる流れがスッキリしていいね。偽パスポートの名前のシーンも好き。ただ言っても仕方ないけどルパン以外の人の変装がそんな完璧でよろしいのか?という気持ち。今回も前作同様ルパンは最後にちょっと出てくる程度。やっぱりルパンメインの話のほうが好きだな。2021/09/12

科学の小鹿

2
『黄金三角』という意味を、黄金の色の三角の形をしたものと思っていたけれど、ただの砂山だった事に驚き!2013/05/22

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