出版社内容情報
少年探偵団は夜間に活動することが多いので、きもだめしの会を開いた。事件はその会の最中におこったのだ。危うし探偵団!!
内容説明
まっ暗な森に、七人の少年たちがでかけていく。今夜は少年探偵団の「きもだめしの会」。一番手の井上君は、森のおくのほうに、ふと、みょうなものを見た。―ひとだま?いや、その白くまるいものには、まっ赤に燃える二つの目が…。銀色にひかるばけものの首が、ガッと口をひらき、団員たちにおそいかかる。
著者等紹介
江戸川乱歩[エドガワランポ]
明治27(1894)年10月21日、三重県名張町(現名張市)に生まれる。本名、平井太郎。早稲田大学在学中から、英米の推理小説を片っぱしから読む。卒業後、貿易会社、古本商、新聞記者などたくさんの職業を経験する。大正12(1923)年に『二銭銅貨』を「新青年」に発表。筆名の江戸川乱歩は、推理小説の始祖エドガー・アラン・ポーから取っている。その後、数多くの推理小説を精力的に書く。昭和11(1936)年「少年倶楽部」の求めに応じて書いた『怪人二十面相』がたいへんな人気を博し『少年探偵団』『妖怪博士』など少年少女に向けた作品を発表する。昭和40(1965)年没
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感想・レビュー
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みや
30
表紙・裏表紙・中表紙・挿絵、全ての夜光人間に味があって素晴らしい。中表紙の暖炉から逆さまに覗いている夜光人間が特に好き。シリーズを読み続けていれば、夜光人間のトリックはあっさり分かる。二十面相(四十面相)が大好きな手口。二十面相も警察も毎回同じような手に引っかかるが、そのお約束が安心できる。今回、小林少年はそのお約束を見抜いたので流石!命の危険が迫るところで、きちんと止めて助けてくれる、紳士な二十面相が好き。些細なことで怒ったり喜んだりする、幼稚な二十面相もかわいい。2016/07/24
たかなし
23
表紙怖(笑)もうこのシリーズも19巻だけど二十面相一回ぐらい高笑いで終わってほしいよ(笑)もう毎回捕まるか死ぬ二十面相大好き(笑)2018/07/14
紅蓮
21
変態(変化という意味で)露出(目的の為)狂(執念の為)夜光怪人もとい四十面相さん(表紙を是非みてほしい)を明智探偵が意趣返しに夜光人間に変身してこてんぱんにするストーリーは明智先生ばんざーいとしか言いようがない。泥だらけの小林くんとポケット小僧も浮かばれる。。2015/02/24
mintjam_
4
登場の仕方、騙し方、逃走方法etc. もはやお決まりパターンの繰り返し。小林くんも明智さんもよく付き合うなぁ。最後は捕獲網にかかったか・・・2020/06/14
ヤウィダー
3
夜光人間はおくのてがいっぱいあったけど、最後つかまってしまったところがおもしろかった。2011/12/24