出版社内容情報
鉄工会社の社長である高橋さんの家に訪れた男は、恐ろしい武器をもつ鉄塔王国に協力するようにというのだった。その王国とは?
内容説明
「君にみせたいものがあるんだ。」まちかどの老人に呼びとめられて、小林少年はカラクリ箱をのぞきこんだ。そこには、深い森の中、丸い鉄の塔からはいおりる巨大なカブトムシが…。町にカブトムシの怪物があらわれて、子どもたちをさらっていった。カブトムシ大王が支配する恐怖の鉄塔王国が、日本のどこかにあるという―。
著者等紹介
江戸川乱歩[エドガワランポ]
明治27(1984)年10月21日、三重県名張町(現名張市)に生まれる。本名、平井太郎。早稲田大学在学中から、英米の推理小説を片っぱしから読む。卒業後、貿易会社、古本商、新聞記者などたくさんの職業を経験する。大正12(1923)年に『二銭銅貨』を「新青年」に発表。筆名の江戸川乱歩は、推理小説の始祖エドガー・アラン・ポーから取っている。その後、数多くの推理小説を精力的に書く。昭和11(1936)年「少年倶楽部」の求めに応じて書いた『怪人二十面相』がたいへんな人気を博し『少年探偵団』『妖怪博士』など少年少女に向けた作品を発表する。昭和40(1965)年没
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