文庫版少年探偵・江戸川乱歩
青銅の魔人

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591084168
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

銀座大通りのまん中をよろよろと男が歩いていた。しかもその男は鎖つきの懐中時計を何十個もぶらさげていた。魔人と明智の対決。

内容説明

月光に照らされたのは、三日月形に裂けた口をもつ金属のお面。その怪物のからだのなかからひびきわたる、ギリギリという歯車の音。真夜中の時計店をおそった時計どろぼうは、青銅でできた機械人間だった!?名探偵明智小五郎に、小林少年が新しく結成した「チンピラ別働隊」が大奮闘。ついに青銅の魔人の正体をつきとめるか。

著者等紹介

江戸川乱歩[エドガワランポ]
明治27(1894)年10月21日、三重県名張町(現名張市)に生まれる。本名、平井太郎。早稲田大学在学中から、英米の推理小説を片っぱしから読む。卒業後、貿易会社、古本商、新聞記者などたくさんの職業を経験する。大正12(1923)年に『二銭銅貨』を「新青年」に発表。筆名の江戸川乱歩は、推理小説の始祖エドガー・アラン・ポーから取っている。その後、数多くの推理小説を精力的に書く。昭和11(1936)年「少年倶楽部」の求めに応じて書いた『怪人二十面相』がたいへんな人気を博し『少年探偵団』『妖怪博士』など少年少女に向けた作品を発表する。昭和40(1965)年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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みや

31
少年探偵シリーズ4には二十面相が登場しないので、一つ飛ばして5を読んだ。3から10年ほど経っており、その間に戦争も挟んでいる。そこが上手く利用されてはいるのだけれど、小林少年と探偵団団員の年齢は上がっていないような…?深く考えちゃダメ。今回は青いロボット(猫型にあらず)が時計を盗むというお話。変装というレベルを越えている。時計塔の仕掛けを全て奪ったりとスケールも大きくて面白かった。「犯人は二十面相」と読み始める前から分かっているにも関わらず、今回は非常に驚かされる結末だった。こういうパターンもありなのか。2016/07/14

植田 和昭

23
江戸川乱歩面白いなあ。青銅の魔人のトリックがわかって大満足。少年探偵団にチンピラ団もできてすごいです。シャーロックホームズの影響を受けているのかな。推理小説は、シャーロックホームズシリーズしか読んでないので興味深いです。次はどんなお話しなのかなあ。2020/10/24

十六夜(いざよい)

16
魔人の正体がわかるまでなんとも不気味だったが、少年探偵団の活躍もあり期待以上の面白さだった。明智対20面相何度対決しても読まずにいられない。2014/02/09

ぴかりん

10
Kindleにて。青銅の魔神はロボットなのか魔術師なのか二十面相なのか…。雰囲気満点、謎また謎で、どんどん物語に引き込まれました。明智小五郎・小林少年・チンピラ別働隊、みんな大活躍の楽しいお話でさた!2016/02/16

ElGray

5
なんとなく図書館で借りた。小学生の頃に表紙が怖くて読めなかったやつw 内容自体はまあ今となっては、な感じなんだけど。あの頃のワクワク感が蘇えってきて楽しかった。 自分の子どもたちとこのワクワクは共有できるのだろうか。あ、でもコナンの源流か、ううむ。2014/01/19

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