ポプラ・ウイング・ブックス
パーフェクトコピー

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591083505
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

出版社内容情報

自分はクローン人間なのか!? サスペンスのうずにみこまれながらも、自分の才能を見つめ、格闘する15歳の高校生の物語。

内容説明

ドイツの田舎町に暮らす十五歳の少年ヴォルフガングは、幼いころから地道にチェロの練習を続けてきた。しかし、本物の天才を目のあたりにしたとき、一流のチェリストになるのは父の願いであって自分の願いではなかったことに気づく。一方、「自分は十六年前クローン人間を造ることに成功していた」というキューバ人医師のセンセーショナルな発表にマスコミが騒然とするなか、ヴォルフガングに謎の男が接近し、いつしか彼はクローン事件の渦中に巻きこまれていく―。

著者等紹介

エシュバッハ,アンドレアス[エシュバッハ,アンドレアス][Eschbach,Andreas]
1959年ドイツのウルム生まれ。大学で航空宇宙工学を学んだのち、ソフトウエア会社をおこす。その後、執筆に専念。1995年に出版された最初の長編小説はドイツSFクラブ文学賞を受賞

山崎恒裕[ヤマザキツネヒロ]
1956年東京生まれ。一橋大学大学院社会学修士了。1985年から10年間、フランクフルトで教職につき、そのかたわらドイツ文学を学ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

moe

6
クローン人間がテーマのSF小説ですが、自分の才能は何だろうと模索したり自分には才能があるのだろうかと悩んだりしている若者に勧めたい作品です。読みやすいしテーマも悪くないけれど、何度も読み返したいというほどではないと思いました。2011/04/10

かっぱ

4
クローンでは?と疑われた少年が主人公。クローンであるのか、そうないのか、親の愛情、自分の才能、気になる女の子。疑えば、あらゆる事が怪しく見え、何が真実なのかが反転反転する。メチャおもしろい。ちょっと古い本だけど、お薦め。 あと、数学が得意で、行動力のある女の子キャラっていいよね。2023/02/20

けいにゃい

4
【YAの会】音楽を目指すお話かと思えば、クローン問題へと巻きこまれていく。毒母ならず毒父だったけれど、子どもは親の思い通りにはできないというお話。思春期の抱える想いがY A世代にぴったりで読みやすかった。2018/06/07

南都田

4
クローンを巡るSF小説だけど、少年少女の思春期特有の不安定さが手に取るように伝わる情緒的な部分も多く、面白かった。ヴォルフガングはクローンであろうとなかろうと幸せになれないんじゃないかな?と不安だったけど、最後に彼が自分の意思で自分のしたいことを見つけられて、本当に良かった。感情移入しすぎたのか思わず泣いてしまった。。いやはや。本当良かったねヴォルフガング……。2016/04/15

lico

4
【メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー (SF&ファンタジー読書会)】メッセージは明快だし読みやすい。ミステリー要素はあるけれど複雑ではない。児童文学であることを考えたなら十分面白い作品だと思う。ただ、学生時代の私は無駄な自信に道溢れていたから、あまり主人公に共感が持てなかった。でも、成長していくにしたがって才能と言うものをいちいち考えることはなくなった気もする。なんだかんだ言って自分のことがわかってきて大きな希望も失望も抱くことがなくなってきたからだと思うけれど、それはそれで残念な気がする。2015/05/06

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