出版社内容情報
時空を超えた文学界の巨星、宮沢賢治の傑作詩に、独創的な押花が彩りをそえます。「雨ニモマケズ」「永訣の朝」他、全29篇収録。
内容説明
時空を超えた文学界の巨星、宮沢賢治の傑作詩セレクション。
目次
雨ニモマケズ
永訣の朝
コバルト山地
岩手軽便鉄道の一月
冬と銀河ステーション
青森挽歌
丘の眩惑
月天子
生徒諸君に寄せる
雲の信号〔ほか〕
著者等紹介
宮沢賢治［ミヤザワケンジ］
１８９６年生まれ。１９１５年盛岡高等農林学校（現・岩手大学農学部）に首席入学。１９２１年童話「どんぐりと山猫」「注文の多い料理店」など多数執筆。１９３１年病床で詩「雨ニモマケズ」執筆。１９３３年９月逝去。享年３７歳
若林佳子［ワカバヤシヨシコ］
山口県生まれ。押花作家。全国押花コンクール人気大賞、世界押花展銀賞など数々の賞を受賞。ＮＨＫ「みんなの歌」のタイトルバックも担当
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感想・レビュー
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フム
32
たまには詩を読もうと、図書館の詩のコーナーで見つけて借りてきた。宮沢賢治の詩は独特の言葉使いで、なんだか不思議な気持ちになる。宇宙や鉱物や動物といったどこか別世界に生きているみたいだ。遠くの森や銀河を見つめる眼差しのその一方で、鍬を使い土を耕す、地べたに生きることを選んだ人。やはり魅力はつきない。賢治が見た世界を感じるには自分の感性はまだまだ貧弱だと思う。でも、いつか賢治の詩の境地を理解できるように、作品を読み続けたいと思った。2021/06/27
Forest
1
宮沢賢治読了しました。雨ニモマケズは有名なので言うまでもないですが僕は永訣の朝が好みです。あめゆじゆとてちてけんじや。賢治は時に一カ月三千枚もの詩や童話を書いています。ほとんど死後に出版されてます。2019/09/25
rinrin
0
宮沢賢治という名前が目に入って、懐かしい気持ちを覚えて手にとってひらいてみた。 「アメニモマケズ〜」を一文一文読んでいるうちに、胸からこみ上げてくるものがあった。 未だにその気持ちを表現するいい言葉はないかと、探している。 ただ、小学生の時と、大人になった今とでは感じ方が全く違うのは確かだ。 的確かどうかはわからないが、「生かされる」のではなく「自分の意思で生きる」という力強さ、「生命」がこの詩に詰まっている気がする。2020/05/31
