出版社内容情報
クリスマス・イブの夜、心の冷たいスクルージのもとに3人の精霊が現れます。 過去・現在・未来の自分を見せられたスクルージは…。
内容説明
クリスマス・イブの夜、ケチで冷たい高利貸し・スクルージのもとに、三人の精霊が現れます。精霊に連れられて過去・現在・未来の自分を見せられたスクルージは、みずからの行いを悔いあらため、あたたかい心をとりもどしていきます。世界中で読みつがれているクリスマス物語の名作です。
著者等紹介
ディケンズ,チャールズ[ディケンズ,チャールズ]
1812年イギリスに生まれる。靴墨工場で働くなど、貧しい少年時代を過ごす。法律事務所勤務、新聞の通信員などを経て、1836年『ピクウィック・クラブ』を発表、一躍人気作家となる。『骨董屋』『オリバー・トゥイスト』『二都物語』『ディヴィッド・コパフィールド』等多くの小説をのこして、1870年に死去
清水奈緒子[シミズナオコ]
1965年静岡県に生まれる。常葉学園大学外国語学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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detu
34
旬の一冊、恥ずかしながらの未読。強欲者の末路など哀れなものだと昔からよく言われるが、児童書とは言え、いくら自分の末路を知らされたとしてもよくもこうも豹変出来るものだ、というのが、ひねくれ者(私)の感想。案の定、態度を変えたスクルージを笑う者もいる。ただこの言葉には頷ける。『この地球上で、いつでも最初のうちは笑われるものだと、知っていたからだ。どのみちそういう手合いは何も見えていないから・・・』慎ましい市民の賑やかなクリスマスの風景がなんだか懐かしい。クリスマスらしいお話でした。ほっこりします。2019/12/22
nyatch
1
少し前に読んだ本に、この作品に触れた箇所があったので手に取った。季節外れだし、子どもの頃に読んで以来だったが、とても心に染みた。特筆すべきは、訳者あとがきにもあった「19世紀のロンドンのクリスマスの様子」が細やかに描写されている点。21世紀の日本で、その情景を思い描き心がじんわり温かくなった。2020/03/15
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