出版社内容情報
よちよち歩きの愛らしいコアホウドリのひなが、大きく育ち風にのって飛び立つまでの姿を描く写真絵本。ダイナミックな写真が感動を誘います。
内容説明
たいへいようのまんなかにあるミッドウェイというちいさなしま。そこでコアホウドリのあかちゃんは、おおきくそだち、かぜにのって、ひろいうみへたびだちます。4歳から楽しく読める写真絵本。
著者等紹介
戸塚学[トズカガク]
1966年、愛知県生まれ。1984年、地元工業高校卒業後、北海道の陸上自衛隊に入隊。1988年、除隊後、愛知県の飲食店に勤務しながら、野鳥を中心に撮影。1998年、フリーの写真家となる。北海道での生活する中で、雄大な自然や、野生の生き物に魅せられる。野鳥を中心に撮影を続け、作品を雑誌などに発表する。現在は、生き物そのものだけでなく、それらをつつむ環境を含めた撮影を行っている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
66
11月。世界中のコアホウドリはミッドウェイという小さな島に集まり、子どもを育てる🐦赤ちゃんは茶色っぽくて毛が縮れていて何だかキウイという鳥みたい😊コアホウドリは着地が苦手で、ドスンと空から落ちてしまった!え?(笑)大丈夫なのかな?彼らは一度出会った相手とは一生添い遂げるという。ミッドウェイって海戦があった場所ですよね。今は平和になっていて良かったです😊2025/02/15
遠い日
12
コアホウドリの生態、子育てのようすをつぶさに観察した写真絵本。一夫一婦制を貫き、たった一羽の子どもを大切に育てる鳥。風に乗ればかっこよく飛ぶけれど、着陸は苦手。ハワイ諸島のミッドウェイ環礁の島に世界中から集まってくるコアホウドリ。しかし、やっぱり巻末には、彼らを脅かす環境の悪化について触れられていて、生きものには厳しい時代が続く予感に暗澹たる気持ちになる。2016/03/02
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
自分記録用 『あなたもブックトーク 第1章学校でブックトーク テーマ 平和ってなあに?』小学校6年生が秋に広島に修学旅行に行くので事前学習の1つとして。『コアホウドリはかぜとともだち』→『風にのれ!アホウドリ』→『ひとしずくの水』→『マイナス50℃の世界』→『ふたり☆おなじ星のうえで』→『壁のむこうの街』→『鎮魂のチェルノブイリ』→『ナージャ希望の村』→『ピース・ブック』2020/04/07
kazu_tea
6
大きく翼を広げたコアホウドリが格好いいな〜と思ったら、着陸が下手でドスンと落ちてしまうこともあるらしい。歩くのも遅く、おっとり、のんびりとした性格なのだそうです。巻末の詳細情報や、あとがきも勉強になりました。海面に漂うイカや小魚を食べるコアホウドリの親は、人間が出したプラスチックのゴミを間違えて雛鳥に与えてしまい、雛鳥が死んでしまうということもあるそうで、自然や動物たちに迷惑をかけないようにするには、どうしたらよいのかを考えさせられます。2014/05/11
ヒツジ
1
なぜか娘はこの本がお気に入りで、何度も借りてきます。「コ」アホウドリと言っても、びっくりするくらい大きい!2012/08/11