21世紀によむ日本の古典〈16〉近松門左衛門集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 213p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784591071410
  • NDC分類 K918
  • Cコード C8093

出版社内容情報

江戸期を代表する浄瑠璃作家の一人・近松門左衛門の作品を現代語でよみがえらせる。「国性爺合戦」「出世景清」「女殺油地獄」他。

目次

出世景清(景清の仇討ち;京の妻阿古屋 ほか)
丹波与作(親子の再会;小万と与作 ほか)
国性爺合戦(大明での戦争;和藤内、唐へわたる ほか)
女殺油地獄(野崎での騒動;親子の縁切り ほか)

著者等紹介

西本鶏介[ニシモトケイスケ]
1934年、奈良県生まれ。国学院大学日本文学科卒業。昭和女子大学文学部教授。作家、評論家

諏訪春雄[スワハルオ]
1934年、新潟県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。学習院大学文学部教授。歌舞伎・浄瑠璃研究の一方で、アジア圏を中心とした民俗・芸能の研究も幅広くおこなっている

宮本能成[ミヤモトヨシナリ]
1943年、茨城県生まれ。東京芸術大学日本画科卒業。個展での発表など、日本画の創作を意欲的に行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山更幽

0
近松門左衛門の古典作品を平易な現代語訳で読ませてくれる。日本がなのか、近松がなのか、ウケがよかったからなのか、一種の美学なのか。手を変え品を変え、情死心中殉死エピソードが入ってくる。己の死でもって理想に殉ずる姿は、高潔であるが、その色調は悲哀をおびる。それが人の胸をうつ……って感じなのかねえ。まあでもそれだけではなく、筋が練れていて飽きさせないし、面白かったッス。江戸時代人め。子供が借りてきたら説明してから読ませたい。2016/03/31

コモヒ

0
子供が読む用に書き直されているので、とても読みやすかった。言葉の注釈や漢字のルビも正直助かった(笑)。でも内容はえげつなかったり、二転三転して全然先が読めなかったり、何の教訓も無い、わかりやすい勧善懲悪な訳でも無く、とても面白かった。身分や立場のために、家族の命を色々アレしたり、正直に名乗り出る事ができなかったり、時代って恐ろしいな・・。そこまでして守りたいものって何なのだ。あとがきにも書かれてたけど、「情」はいつの時代にも。そしてそれはやっぱり観る人・読む人を惹きつけるのやな。2015/06/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1124372
  • ご注意事項

最近チェックした商品