名作絵本復刊シリーズ
ぼくの町

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  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 26X26cm
  • 商品コード 9784591070703
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

にいちゃんが町の子どもたちの対立に関わろうとしたとき、また引越しが決まった。男の子の気持ちを力強く描く。

内容説明

ぼくと兄ちゃんの小学校では、なかのわるい二つのグループが、まいにちのようにけんかをしている。兄ちゃんがあいだにはいって、おやぶんと団長の一たい一の決闘に、たちあうことになった日、ぼくたちのひっこしがきまった。とうちゃんが新しい建築現場にうつるのだ。そして、ひっこしの日…。ひとところにすみつくことのできない兄弟の、つかのま過ごす「ぼくの町」への思いを、力強いタッチで、暖かく描く絵本。

著者等紹介

岡田ゆたか[オカダユタカ]
1947年、山形市に生まれる。明治大学卒業。ラーメン屋をはじめ様々な職業を経験した後、’79年、日本絵本賞の手作り絵本コンテストで文部大臣奨励賞を受賞。以来、創作に専念。’80年、東洋美術学校に入学。’82年絵本にっぽん新人賞を『ぼくの町』で受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネジとサビ

9
絵がまず迫力。本の内容も私は好きだったけど、子どもたちはどう感じるのだろう。 分からないかな?古くさいかな?想像し難いかな~。2021/08/21

ochatomo

9
ラーメン屋から夢に挑戦した作者デビュ―作 父親が建築現場で働き住居と学校を転々とする兄のたくましさ 赤木かん子さん編・名作絵本復刊シリーズ3 元本1985年 2002刊2019/12/20

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

8
小2の男の子が主人公。お父さんの仕事の都合で引っ越しがとても多い家族。小6の兄は地域に馴染んだとたん引っ越しで切ない思いを抱えているが、小2の弟は淋しくもまだ切ないという心の動きには気づかない年代…。おじさんたちに読んでほしいなぁ。2023/05/14

遠い日

6
飯場を渡り歩く父について、転校ばかりの兄弟。電車が通り、人口が増えた今の町は、旧住民と新住民の子どもたちの間に亀裂を作った。いがみ合い、けんかの耐えない毎日。ぼくと兄ちゃんは、どっちの味方にもつかないが、たまりかねて仲裁に入った兄ちゃんの気持ちに少しの変化が起きる。決闘で決着をつけるといったボス同士に、切った啖呵と飛んだビンタ。そして、兄ちゃんの気持ちに気づいた、のぶおのことば。この時、兄ちゃんはこの町を「ぼくの町」と初めて認めたのだと思う。子どもの心の芯と揺れが、瑞々しい物語。2014/11/23

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