出版社内容情報
3年1組の担任、たんぽぽ先生が考案した「あのねちょう」を通して、先生と子供たちが心の会話をかわしあう様子を描いたお話。
内容説明
たんぽぽ先生は、きょうから三年一組の担任になりました。先生は、まだきていない康介の席をみています。「康介くんは、お休みかな」「カバンしょったまんま、土手のほうへいったよ」「いないほうがしずかでいいよな」たんぽぽ先生の顔がゆがみました。康介も心配ですが、康介のことを気にかけないクラスの子どもたちのほうが、もっと心配でした。―先生と子どもたちの交流を描いたお話。
著者等紹介
宮川ひろ[ミヤカワヒロ]
群馬県に生まれる。金華学園卒業後、小学校教員になる。新日本童話教室、びわの実学校に学ぶ。日本児童文学者協会会員
長谷川知子[ハセガワトモコ]
1947年、北海道に生まれる。武蔵野美術短期大学卒業。日本児童出版美術家連盟会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
25
小学校3年生の子供達と先生のお話。康介くんは発達障害なのかなぁ。2年生までは康介くんに対しマイナスなイメージしかない雰囲気でしたが、新しいたんぽぽ先生になり、子供達が康介くんに対する気持ちや関わりが変化していく様子に心が温まりました。こんな素晴らしい先生に出会えるのは宝ですね。抱っこの宿題がとても良かった。続編も楽しみです。2018/01/22
こなつ
1
小学3年生の生徒と、担任の先生のおはなし。孫に読んで聞かせている途中、何度も泣きそうになって困りました。小学3年生、しっかりしているように見えて、まだまだ抱っこして欲しい時もあるんだと知って、なぜか安心しまた。「信頼とはおたがいの弱さをみせあうこと」こんな暖かい先生に、出会えるといいね。2015/04/01
-
- 和書
- そらのこども