文春文庫<br> 特攻 最後のインタビュー

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文春文庫
特攻 最後のインタビュー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 492p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167913380
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0195

出版社内容情報

多くの“神話”と“誤解”を生んだ特攻。特攻に生き残った者たちが証言するその真実とは。航空特攻から人間機雷、海上挺進特攻まで。

内容説明

多くの“神話”と“誤解”を生んだ特攻。その真実を知る最後の語り部たちが重い口を開いた。零戦、疾風、重爆などの航空特攻から、肉迫攻撃艇「マルレ」、人間機雷「伏龍」…。心ならずも生き残った11人の元特攻隊員のロングインタビュー。平和を知るために私たちの祖父、そして父たちの熱き想いに耳を傾けよ。写真・図版多数。

目次

陸軍航空特攻インタビュー 2009.06.28.前村弘―陸軍第三〇戦闘飛行集団・飛行第六二戦隊・四式重爆撃機「飛龍」
陸軍航空特攻インタビュー 2009.07.04.中村真―陸軍第五飛行団・飛行第九五戦隊・陸軍特別攻撃隊菊水隊・百式重爆撃機「呑龍」
陸軍水上特攻インタビュー 2009.08.09.皆本義博―陸軍海上挺進第三戦隊第三中隊・マルレ(四式連絡艇/四式肉迫攻撃艇)
海軍神風特攻インタビュー 2009.08.22.江名武彦―百里原海軍航空隊・神風特別攻撃隊第三正気隊・九七式艦上攻撃機
陸軍航空特攻インタビュー 2009.08.29.久貫兼資―陸軍第八飛行師団・と号四一飛行隊扶揺隊・九七式戦闘機
海軍水中特攻インタビュー 2009.09.26.海老澤善佐雄―海軍第七一嵐突撃隊・伏龍特攻隊・人間機雷「伏龍」
海軍神風特攻インタビュー 2009.11.28.野口剛―第七二一海軍航空隊・第一神風桜花特別攻撃隊神雷部隊・零式艦上戦闘機
海軍神風特攻インタビュー 2010.01.09.田中三郎+岡本鐵郎―松島海軍航空隊・第五次特別攻撃隊・九六式陸上攻撃機 松島海軍航空隊・第四次特別攻撃隊・一式陸上攻撃機
陸軍航空特攻インタビュー 2010.04.10.堀山久生―陸軍第三〇戦闘飛行集団・と号第一九四飛行隊振武隊・四式戦闘機「疾風」
海軍神風特攻インタビュー 2010.06.05.粕井貫次―国分海軍航空隊・神風特別攻撃隊乾龍隊・九三式中間練習機

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ted

2
’19年8月刊。○元特攻隊員(いわゆるゼロ戦によるものだけでなく陸海軍のあらゆる特攻兵器の搭乗員)の生き残りによる証言集。マスコミによって流布されている特攻のイメージには嘘があると常々感じていたが、やはり嘘だった。そもそも特攻に辿りつく前に機材や燃料、訓練不足で事故を起こして命を落とす割合が相当多かったようだ。そんな中、死が確実な特攻を殊更強調しなくても出撃すればいずれ死ぬもんだと思えば大した違いはないと思うのが自然という証言を読んで成程と納得。皆本と堀山の証言は話が飛躍しすぎて文字に起こすと意味不明。2024/02/12

ぶ~よん

2
国や家族のために、歴史上最も身体を張った人達。自らの命を必ず落とす作戦について、心の底から志願したのか、嫌な気持ちもあったのか。答えは、どちらでもない。彼らは一人一人が感情を持った人間であり、感じ方も人それぞれだったから。嫌々やらされたと思われるのが頭に来るという人もいるし、嫌な気持ちもあったと正直に答えた人もいる。これが、本当の生の声だと思う。しかし、全ての人が口を揃えて言うのは、特効戦死者への弔いの気持ちと、二度と戦争や特効をしてはならないという戒めの気持ち。平和を欲すれば、戦争を学べ。これ、真理。2020/01/21

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