出版社内容情報
中学で初めて実現した男女共学。男女の友情や反発、学級の和、先生との関係、民主主義とは何か、中学生の群像が生き生きと活躍。
内容説明
戦後まもなく、中学校が義務教育になったとき、男子と女子が初めて同じ教室で学ぶことになった。２Ｄの担任、陸奥赤人先生のもと、半田清、布本妙子らは出会い、ときめき、２Ｄをよくするために学級日誌をつけ始めた。彼らは学級日誌を軸に、友情とは、男女交際とは、生徒と先生の結びつきとは、そして民主主義とは何か、といった中学生が初めて直面する問題に正面から取り組むが…。男女共学第一期生の作者が、中学生の群像を鮮やかに描き切る問題作。
著者等紹介
奥田継夫［オクダツグオ］
１９３４年、大阪に生まれる。同志社大学卒業。集団疎開を描いた『ボクちゃんの戦場』で鮮烈にデビュー。後にマンガ化、絵本化、映画化され、ベルリン映画祭で評判となる。梅花女子大学講師
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