出版社内容情報
ある高原のもみじの大木を10年間撮影しつづけた著者が、「わたしの木」への温かい気持ちをつづった写真絵本です。
内容説明
ぼくは、1本の木から、たくさんの元気をもらった。ある「My Tree」の物語。
著者等紹介
岩間史朗[イワマシロウ]
1948年、愛知県名古屋市に生まれる。日本写真専門学院卒業。その後上京する。コマーシャルカメラマンのアシスタントを経て、フリーのカメラマンになる。主に、子どもの本のための写真を撮っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
26
10年も一本のもみじの木を追い続けた結晶のような写真絵本です。 広い土地に一本残された木へのこだわりが、その存在感の大きさ、気高さを感じさせるとともに、何度もの四季の風景を写し撮ることで、まるで絵画のように心に定着しました。 見ていて飽きません。2023/11/15
Rosemary*
20
フリーカメラマンである著者の写真と文で綴られています。高原に1本だけ佇むオオモミジ。心うばわれたモミジの1年が記録されています。芽吹きや、雪原のモミジも素敵ですが、やはり何と言っても紅葉でしょう。圧巻です。2013/11/17
anne@灯れ松明の火
19
【『何の秋?』~第5回図書館を活用しよう読書会】ご紹介で、予約。絵の絵本もいいけれど、写真絵本も素晴らしい。1本の大きな大きなもみじにほれ込んだ著者が、季節ごとに変化する姿を切り取っている。添えられた文章も温かく、目と心、満足の1冊。生のもみじ狩りもいいけれど、本を通してのも、また良し♪2014/11/15
書の旅人
12
TEAM NACSの演劇『HONOR』を観て、昔、巨木に会うために、日本の西へ東へ旅をしたことを思い出しました。その時の感動を伝えられたらと、私が撮った写真を飾り、木にまつわる絵本を並べようと思い、探しています。岩間さんと同じく、私も常に気に入った木を探し求めていて、これまでも沢山出会ってきました。木は何も言いませんが、傍に来た人をちゃんと感じています。この中で大好きな写真は、風に舞う枯れ葉と一緒に、笑顔で駆けている子どもたちです。きっともみじの木も、一緒に笑っているはず…。木も生きているのですから。2017/03/31
プンヴァ
11
ある一本のもみじの四季を綴った写真絵本。こんなに大きなもみじ、見たことがないなぁ。季節によって表情を変えるもみじはそれぞれ魅力的ですが、やはり紅葉の様子は圧巻!作者のもみじへの10年愛もつまっていて、読んでいて温かい気持ちになりました。2015/02/11