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出版社内容情報
「どう生きていこうか」と考えたり、「どう生きていくのが正しいだろうか」と疑ったりするのは、人間である証拠ともいえるのです。
内容説明
40年以上、なぜ読み継がれてきたのだろうか。永遠のベストセラーが、今世に真意を問う。
目次
1 へんな経験
2 勇ましい友
3 ニュートンのりんごと粉ミルク
4 貧しい友
5 ナポレオンと四人の少年
6 雪の日のできごと
7 石段の思い出
8 がいせん
9 すいせんの芽とガンダーラの仏像
10 春の朝
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
52
最近話題の本。1937年7月発行という時代背景で、出て来る友達も豆腐屋の浦川君以外はいかにも上流階級と言った感じ。子どもたちが純真だ。友達との約束を守れなくて裏切ってしまったと感じたコペル君の葛藤が一番切実だった。今の子どもたちはどんな感想を持つのだろうか。2018/04/11
鱒子
43
図書館本。話題の本。哲学書ですが、子供向きに書かれた本なので非常に読みやすいです。中学一年のコペルくんが、少年らしい瑞々しい感性で、世の中のことを思索します。宮崎駿監督効果もあり、漫画版が売れに売れていますが、そちらは未読です。2017/12/06
あじ
31
私の小学校の時の担任は本の虫でした。『モモ』『はてしない物語』等の、児童文学の傑作を中心にクラスの皆で本を貸し借りして読んだものです。『君たちはどう生きるか』もその中の一冊で、初読みから20年経った今年再読するに至りました。表紙を開くと沈み行く夕日の中で舞う埃と、子供らの歓声が遠くから聞こえてきました。人を慈しむ心を持ち、己が生まれてきて良かったと思える世の中を作っていくのは君たちだよと少年少女に著者が語りかけます。未来を創造するのは子供であり、子供だった私たち。"生きる者の使命"を呼び覚ましてくれます。2013/08/24
ぷりけ
14
マンガ用も予約したがこちらが先に手元にきた。子供向けなのでとてもわかりやすく書いてあり、よかった。何気ないことでも「考える力」って大切だな2018/12/03
くみん
13
中学受験を終えた愚息に、公文教室の先生が「是非読んで欲しい」と合格祝いにくださった本。あれから12年~学位記授与式に参列し、この本のことを思い出して再読しました。愚息の中学では『読書科』という授業があり、この本が教材として使われています。「立派そうに見える人」はたくさんいるが、ほんとうに「立派な人」になるためには・・・生きる指針を示してくれたこの本のお陰か、無事学業を終えた愚息がいつもより大きく見えた昨日でした。40年以上読み継がれてきたベストセラーに大人も心を洗われます。折を見ては読み返したい名作です。2014/03/18