花をかう日

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  • サイズ B5判/ページ数 47p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784591061084
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8793

出版社内容情報

目の見えなくなったおねえちゃんの誕生日に、まこは、いいにおいの花束をあげたいと思いました。障害をもつ姉との心の交流を描く。

内容説明

目が見えないユミねえちゃんの誕生日に、まこが見つけたプレゼント。それは…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Cinejazz

13
〝きょうは、<ユミ>姉ちゃんの誕生日。これから、花を買いに行く。一昨年の春、病気にかかり目が見えなくなったユミねえちゃん。なにも見えないお姉ちゃんに、花の匂いをプレゼントしたいから…。花屋さんのドアを開けて、わたし、気をつけの姿勢で、言ったの 「花の匂いを嗅がせて下さい」「え、匂いを嗅ぐの?」「そう。このお店で、いちばん、いい匂いの花を、お姉ちゃんにあげたいから」…。おばさんは、ニコッと笑って、花の入れ物を少しずつ、動かしてくれた…〟<あまんきみこ>さん作、<味戸ケイコ>さん絵による、心の贈り物絵本。 2025/06/01

喪中の雨巫女。

10
《図書館-季節》家族が、失明したらショックだろうなあ。花のかおりをプレゼントしたいという優しい妹さんの気持ちが、お姉さんに届くといいなあ。2015/03/12

遠い日

7
お姉さんの抱える現実をようやく理解できるようになったわたし。おかあさんの姉への思いも、ちゃんと感じられるようになったわたし。家族間の重大で切実な問題を、この子は幼いなりに受け止めてきたことがわかる。一歩を踏み出した姉への美しい贈り物。2015/03/17

ヒラP@ehon.gohon

6
突然視力を失った姉の世界が自分には解らない。 仲良く遊んだ姉が、見えない世界で一人座っている。 その姉の前で泣き出してしまったことが、妹にはとても重い悲しみとして残っていました。 お姉さんの誕生日に選んだ花は、色ではなく、形ではなく、匂い。 とても繊細な心配りに、妹の姉を思う気持ちが強く感じられました。 身障者への思いがこのような形で描かれることに、とても感動しました。 不自由であっても手を出すのではなく、その人のことをわかってあげなければ。 堅苦しい言葉よりも、妹の行動がすべてを語っています。 2012/05/28

anne@灯れ松明の火

5
あまんきみこさん、大好きです。図書館で背表紙のタイトルを見て、もっと明るい話かなと思ったけれど、実は切ない話でした。読み終わると、いろいろな意味で泣きたくなりました・・・。2010/08/20

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