出版社内容情報
「天は人の上に人をつくらず」。福沢諭吉は、自由平等と学問のたいせつさを説いて、日本の近代化に、大きな役割をはたしました。
内容説明
下級武士の家に生まれた福沢諭吉。あるとき、学問のたのしさにめざめ、猛勉強をはじめます。江戸時代から明治時代へ。日本の歴史に、諭吉は、どんな足あとをのこしたのでしょう。
目次
好奇心おうせいな子
学問との出会い
適塾の青年たち
海のむこうの外国は?
ふたたび海を渡る
剣をおそれず
砲声をききながらの勉強
学問のすすめ
自由と平等
新政府のあらそい〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
36
子供向けの伝記なので、それだけに要点がスッキリしていて読みやすかったです。福沢諭吉は若い頃は非常に貧しい境遇でしたが、猛勉強し西欧の新しい知識をどんどん取り入れて、後には明治の日本に大きな影響を及ぼした教育者、思想家です。有名ですが慶應義塾大学を創設し、ベストセラー本「学問のすすめ」も出版した人です。それにまつわる、エピソードも書かれていて、ざっくりと福沢諭吉の生涯を知れたような気がします。新しい考えをどんどん吸収し取り入れていく柔軟性ある諭吉の生き方から学べる点は多くあるなと思いました。2015/04/23
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12
初版1988年。福沢諭吉さんが歩まれた足跡を読む。前から読むと本文が、後ろから読むとクイズで楽しむことができる一冊。どちらからでも読み始められるのが、いいですね。児童書なので、とてもわかりやすく、おもしろく、読みやすい。背景に歴史のことも出てくるので、歴史ものが読みたくなりました。2014/03/04
おはなし会 芽ぶっく
4
小学校の国語科単元で、伝記・ノンフィクションがあるので、こちらのシリーズを担任に紹介。図書室の蔵書です。2019/04/10
はぴたくぽん
1
小学校図書室本。息子1人読み。2020/02/17
こじりん
0
オランダ語を極め、さらに今後は、英語の必要性を認識した先見性が素晴らしい。自ら学問の大切さを身を持って体感している。2017/08/10