出版社内容情報
ハリーは友だちに「よわむしねこ」とよばれている。なんでもかんでもこわくてたまらないからだ。そんなハリーが、ある日サーカスにでかけて・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
260
バイロン・バートン作・絵。ニューヨークで活躍する絵本作家。お話はいたってシンプル。「よわむしねこ」のハリーが、ふとしたことをきっかけに、その呼称を返上するという物語。アピールするのは、やはり絵だろう。アメリカ漫画っぽいタッチだが、黒の枠線の中をベッタリと着色する技法。ライオンとにらめっこする絵などを見ても、これはこれで十分に効果を上げている。お話と絵とがマッチして、読み聞かせでは結構スリリングで、子どもたちはワクワクするかも知れない。2023/12/17
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
泣き虫のハリーがサーカスに行って怖いものがなくなってしまいました。更には軽業師という知らなかった自分の才能を発見します。2019/01/05
いっちゃん
7
思いきったことが出きる人は、もとは臆病だったりするのかも。2017/06/14
あるちゃ
1
ハリー開眼!! 人生なにがきっかけになるか分からないっていうのは実際の人生でもある話なわけで。 サーカスに行ってかるわざしになることはやたら滅多にあることじゃないだろうけど、意外な才能開花っていうのはない話じゃない。 つまりは、よわむしねこの君の中にも隠れた何かが眠ってるかもしれないよ、というメッセージがこめられていると受け取りました。 そういう意味じゃ『ラチとらいおん』に近いかなあ、とも思いました。2013/08/29
deerglove
1
サーカスに行って、ひょんなこと?からライオンとご対面することになったよわむしのハリー君が軽業師のような動きを身につけてみんなの人気者になるという話。「ハリーは ライオンと にらめっこ。」のシーンだけで1時間くらいは楽しめそうでしょうか。2012/08/19