幻想としての“私”―アスペルガー的人間の時代

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幻想としての“私”―アスペルガー的人間の時代

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326299232
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3011

内容説明

貧困化する心の臨床に警鐘を鳴らす!一般的な学生や臨床例に見られる諸現象をもとに、「中心のない多元化」の時代を読み解く。生物学的精神医学では捉えきれない心の深層を浮き彫りに。

目次

序章 心が迷路に入っている
第1章 まなざしの地獄
第2章 物語をシャッフルする
第3章 分身遊離する“私”
第4章 モード転回がとまらない
第5章 失われた中心―引きこもりの源流
第6章 「狂気」という幻想
第7章 アスペルガー的反転
終章 反転/超越する

著者等紹介

大饗広之[オオアエヒロユキ]
香川県高松市出身。1981年、広島大学医学部卒業。静岡県立病院養心荘(こころの医療センター)、大垣市民病院精神神経科、名古屋大学医学部精神科講師を経て現職:日本福祉大学子ども発達学部心理臨床学科教授。医学博士。専門:精神医学、精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

生物学的精神医学が主流となり、貧困化する臨床の現場に警鐘を鳴らす。多彩なケースをもとに読み解く、切り捨てられた心の深層。統合失調症や境界例が軽症化する一方、3割近くの若者が経験しているという人格の多元化や、アスペルガー症候群などが時代の前景に押し出されている。本書はこういった潮流を「中心のない多元化」という概念で括り、一般的な学生や臨床例に見られる諸現象を挙げながら、精神に引き起こされている今日的変容を浮き彫りにしていく。

はしがき



序章 心が迷路に入っている

 1 アイデンティティの終焉

 2 八〇年代まで

 3 中心のない多元化

 4 「みえない中心」に向かって



第1章 まなざしの地獄

 1 六〇?七〇年代の青年像

 2 一人ではいられない

 3 「みられる〈私〉」への強迫

 〈この章のまとめ〉



第2章 物語をシャッフルする

 1 「小さな物語」のなかで

 2 プロテウス的移行

 3 「一つの〈私〉」の由来

 4 ゼロ点兆候

 〈この章のまとめ〉



第3章 分身遊離する〈私〉

 1 中心をめぐる攻防

 2 健忘のない多元化

 3 多元化のひろがり──一般学生への調査から

 4 ICは境界を越えてゆく

 5 他有化スペクトラム──〈私〉のなかの他者

 6 解離とは何であったか

 〈この章のまとめ〉



第4章 モード転回がとまらない

 1 豹変リスク

 2 クライテリアが定まらない

 〈この章のまとめ〉



第5章 失われた中心──引きこもりの源流

 1 基礎的状況──対他的同一性/対自的同一性のデカップリング

 2 プロトタイプとしての物語放棄

 3 さまざまな亜型

 〈この章のまとめ〉



第6章 「狂気」という幻想

 1 「現実」の二つの契機──離人症の背後にあるもの

 2 モダンの奇形性

 3 「外部」への転落──統合失調症の精神病理

 4 「くらやみ」への跳躍─脱自的融合

 〈この章のまとめ〉



第7章 アスペルガー的反転

 1 ヒエラルキー喪失──流れゆく現実

 2 時間軸の弛緩──「過去」がリアルに浮かんでくる

 3 脱自的融合──アニミズム的一体化

〈この章のまとめ〉



終章 反転/超越する



あとがき

索引

大饗 広之[オオアエ ヒロユキ]
大饗 広之(おおあえ ひろゆき)
香川県高松市出身。1981年, 広島大学医学部卒業。静岡県立病院養心荘(こころの医療センター), 大垣市民病院精神神経科, 名古屋大学医学部精神科講師を経て, 現職:日本福祉大学子ども発達学部心理臨床学科教授 医学博士。専門:精神医学, 精神病理学。著書:『なぜ自殺は減らないのか』(勁草書房, 2013),『「豹変する心」の現象学』(勁草書房, 2009), 『分裂病の精神病理と治療』(2巻・4巻 分担執筆, 星和書店, 1989・1992), 『解離の病理 自己・世界・時代』(分担執筆, 岩崎学術出版社, 2012)ほか。