出版社内容情報
夢を見るのは楽しいけれど、夢を見つづけるのは、時にはしんどいことかもしれないね・・・。夢と友情の間で、ナル子の未来は?
内容説明
童話作家になるために、夢への階段をのぼりつづけてきた小学六年生のナル子。さまざまな人との出会いを経て、ついにデビュー作『夏の合い言葉』が本になったのだ。ところが、大変なのはこれから。誰でも一生に一冊は本が書けるという言葉に、ナル子は大ショック。つぎの作品をなかなか書くことができず、プレッシャーの中で時間だけがすぎていく。いっぽう親友のみかは、ナル子に負けじと自分の夢探しにあせっていた。夢が現実に近づけば近づくほど気持ちがすれちがっていく二人に、またまた事件の予感が…。いったい作家「ぜったいナル子」は、そして二人の友情はどうなってしまうのか!?好評シリーズの第5作完結篇、感動のラスト。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書国の仮住まい
2
シリーズ最終刊。 念願の作家デビューを果たしたナル子だが、2冊目が書けないスランプに陥る。 そして夢を叶えたナル子に複雑な思いを抱えるみか。 街で声をかけてきたスカウトの元を訪ねてお金を騙し取られる。 そのスカウト西は編集部の元井の同級生。 お金を取り戻すべく彼を探し出す。 一作目を書くときは夢中で充実していたことが、今は苦痛になり始めている。 心が重く期待に応えられない辛さから、普通の12歳に戻り全てを見て体験することを手紙に書く。 重要人物であるあつみが、最後出番ないのは何故?2021/11/05
Natsumi
0
ナル子には、大人になったら、もう一度作家になってほしいな〜‼️2015/07/23
零蒼院 澪
0
読みきった! というそう快感を初めて味わったのはこの本だった。