内容説明
三年ぶりに、おとうさんが単身赴任からもどってきた。整髪料の香り、玄関の大きなくつ、重い足音…。おかあさんと理奈、二人のときには、なかったものがふえた。でも…、理奈には、おとうさんは遠い…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
ある出来事が心にひかかり、単身赴任から帰ってきたお父さんと話したり、関わる事が苦手になった主人公の理奈。家族の作文を書くにもお父さんについて書けない。子供の悩む気持ちがとても痛いほど分かりました。その時に不安の解消できていたらここまで引きずる事はなかっただろう。最後はそんな父との中も近付き、ホッとしました。2022/02/20
あーずみん
2
こどもの気持ち、悩む気持ち、不安な気持ち、とてもいい本と思いました。2016/08/16
てっちゃん
0
思春期の女の子とお父さんの関わり方について、悩みを上手く描けていると思います。一昔前の児童書ですが、内容に古さは感じませんね。2017/03/31
yasuhiro
0
なんだか読んでいていろんな事を考えた。単身赴任ってやっぱどうなんだろうとか、子供の成長とか。子どもにそんな思いをさせてまでする仕事とか。とは言え一定の責任感のもとでの業務に関する考え方とか。リアルに感じる。最終的にハッピーエンドで良かった★★★★★2018/05/02