出版社内容情報
ナル子のデビュー作のさし絵を担当することになったのは天才ならぬ天災画家!? ちょっと怪しいこの画家の正体は?
内容説明
小学六年生のナル子の夢は、童話作家になること。親友のみかやいとこのあつみをまきこんで、出版社にアタック。編集長の滝さんに見こまれて、作家デビューまであとすこし!かずかずのスランプをのりこえ、夏休みの宿題もほったらかして、やっと長編を書きあげたナル子。徹夜でボンヤリする頭で早朝のお寺に出かけてみると、なんとそこにキリストさまが!?しかも初恋の人“コリン”までがそこに。夢か現実か、謎は深まるばかり。さて、ナル子の作品にはさし絵が必要だった。そんなときキリストさまの描いた絵が滝さんの目にとまって…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書国の仮住まい
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シリーズ3冊目。 ナル子はついに新作長編を書き上げる。 『合い言葉は屋上で』と名付ける。 近所のお寺にお参りするが、そこでキリストのような人と出くわす。 夏休みの宿題、わたしの街の見どころマップのため土手を歩いていると彼に再会。 ナル子のスケッチブックに描き付けられたデッサンを見て、編集者はこれを挿絵に使うことを決める。 僕が欲しいのは120点の可能性がある60点の作品。2021/11/02
cica*
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再読。12歳のナル子たちがすごくキラキラしていて眩しい。一度は諦めた画家の夢を追うために実家のお寺を飛び出したキリストさんの変人ぶりがナイス。夢が叶う、まさにその一歩前まで来て自分から身を引いてしまう場面は何回読んでも歯がゆくて。夢を見続けることの厳しさ、大変さと、それでも諦めずに向かっていく強さがナル子、キリストさん、バレリーナ志望の女の子を通して伝わってきた。コリン素敵。2016/08/14
Natsumi
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読んでいて、楽しかった2015/07/13
零蒼院 澪
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これが何巻だったのか、とか。もう覚えてない。 が、この本のドキドキは覚えてる。 昔は面白い本が多かった。