出版社内容情報
三人組が通っている花山第二小学校の八つの怪談を考えたハチベエ達だが、それが恐怖の日々の始まりとなった!!
内容説明
今、まさにあばかれる、花山第二小学校、恐怖の真実 これを読んだらトイレにいけなくなるよ~ ズッコケ三人組の最新刊。小学中級以上。
目次
1 花山第二小学校創立百二十周年
2 給食おばけ出現
3 二十年前の七不思議
4 せまりくるあかんぼうたち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
61
学校に怪談をわざわざ作ろうとして、それが昔の怪談とそっくりだったら……。これはさすがによく考えられた不思議な展開だ。話が進むにつれて、しだいに様子がおかしくなっていく。創立から120年の歴史がある学校。ハチペエたちが過去を探るために、卒業生の証人をさがしていくところは、すっかりミステリになっているが、思わぬできごとが! 正直、これにどうやって結末をつけるのか、心配するほどだったが、さすがは那須先生、うまい結末にしてくれました。ただの怪談で終わらせない点が気に入った。2020/04/27
オーウェン
52
シリーズ30作目は、どこの学校にでもありそうな怪談話。 花山第一は怪談話があるのに、第二にはないのでハチベエたちが勝手に8つの怪談話を作ってそれを広めていく。 するとそのことが実際に起こり始めてしまう。 今作は3人組だけでなく、クラスメイトで思案したり行動したりが楽しい組み合わせ。 実際赤ちゃんのやつは相当怖いだろうし、そのすべてに解決を見せるハカセの機転の早さも見事。 物語としてしっかり纏まっていて、各自に見せ場もあるので楽しめます。2021/05/12
kumpun
6
4月のファン研関連で読んでみました。学校って不思議な空間です。いつの時代も学校の怪談はあるのですね。お話しの膨らませかたから着地点まで、無駄がないなぁと思いました。2017/03/23
ダイアナ
5
これは昔読んだ時にめちゃくちゃ怖かったうちの1冊。花山第一小にあって第二小に七不思議がないなら作って広めよう!といちから創作したはずなのに、実はハチベエの父親の時に広まっていた話と同じで、1つ、また1つと現実になり始める。そして雨の日にとうとう学校中を巻き込んだ妖怪騒動に発展してしまう。雨の日ってのがまた怖さを助長してる気がする…明かりのついてない廊下とか教室とか、全体に薄暗くてどよんとした学校の雰囲気は中々に気味悪かった気がする。2025/02/25
なおなお
5
学校の怪談を作ろう!と張り切るズッコケ三人組(怖がりのモーちゃんは乗り気ではなかったが…)しかし、自分たちが作った怪談が実際におこる。しかも、作った怪談は20年前の怪談とそっくりで… 当時、学校の怪談が流行ってたなぁと懐かしい。2019/10/06
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