出版社内容情報
ホームズにあこがれた三人組は、さっそく探偵になり、ねこ誘拐事件の捜査にのりだした。さて、三人組の名推理は・・・?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
48
冒頭からホームズに憧れるという3人組の描写で始まる19作目。 小学生が関わる事件の規模でいうと、今作のような猫探しという題材がピッタリ。 とはいえ少し捻っており、その猫を絡めた誘拐事件。 現実ありそうだが、お金のせしめ方がやり手らしい。 犯行を予測して罠を張るとこなんかもワクワクするし、解決部分も誰も不幸にしないように配慮したことが伺える。 後のシリーズにもミステリ関連が幾つかあるので、その始まりといった感じの作品といえる。2021/03/24
へくとぱすかる
36
第19作。ここから平成に入ってからの作品。ホームズの「緋色の研究」が物語の始まり。最初の事件が、いとも簡単に解決すると思ったら、やっぱり……。うまいこと物語を作るなあ、と感心してしまう。気がついた事件性を信じてもらえない、三人組のもどかしさの書きぶりが、何とも秀逸。そこからほぐれ出す流れが、読んでいて実に爽快。シリーズ中でも抜き出た作品だと感じた。2018/05/13
名も無き一般市民
4
ズッコケ 推理でヒット。面白いし、ホームズに憧れた、みたいなのがGOOD2015/03/15
saki
3
★★★☆☆ 2時間ドラマのような展開だった。2017/01/19
kabeo
3
ズッコケ三人組シリーズ19作目。ネコの行方不明に事件性があることに気がついたのがまず凄い。こんな犯罪、あまり聞かないけどありそうだ。被害者が気づかない事件って多いとおもう。2013/08/18