内容説明
始祖アブラハムから現代まで四千年続くユダヤ人の歴史。みずからを神に選ばれた唯一の民族と信じ、高い知能を有しながらも、世界中で想像を絶した迫害をうけた。一体それはなぜなのか。気鋭の歴史家の世界的ベストセラーがついに文庫化。
目次
第1部 古代イスラエルの登場
第2部 ユダヤ教の成立
第3部 中世の暗闇
著者等紹介
ジョンソン,ポール[ジョンソン,ポール][Johnson,Paul]
1928年、英国生まれ。オクスフォード大学卒業。55~70年「ニュー・ステイツマン」の記者として活躍。編集長を務める一方で、「ニューヨーク・タイムズ」「ウォールストリート・ジャーナル」「ワシントン・ポスト」「タイム」「毎日新聞」などの新聞、雑誌に健筆をふるう。現在、歴史家、評論家として執筆活動に専念
石田友雄[イシダトモオ]
1931年、東京生まれ。早稲田大学、東京神学大学に学んだ後、エルサレム・ヘブライ大学に留学、古代イスラエル史研究により学位(PhD)を取得。1976年より筑波大学でオリエント史を担当。1995年より筑波大学名誉教授、バッハの森代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
7
モーセやアブラハムのような神話領域の人物を実在の人物として扱うなら、根拠をはっきり述べて欲かった。本人的には当然と納得しているのかもしれないけれど、説明不十分だったり、史実であるという断定だけで話を打ち切ったりで、個人的には引っかかる部分が多かった。この人の判定基準、中国に当てはめると、夏王朝が実在すると今の段階で断定してしまうレベルじゃないだろうか。気になりだすと特定の宗派、派閥への贔屓目も感じられてきた。専門性は高い内容だが、どこまで作者を信頼していいのか正直測りかねている。2020/06/05
vip2000
2
宗教的なおおよそ日本人には日常生活から理解し難い解説の羅列で、世界史の観点からなぜ彼らが流浪したのかの原因分析を解りやすく解説して欲しかった。了読断念。学術本です。2016/12/19
てっしー
2
しんどかった~。聖書時代はある程度知識があるので何とかついていけるのですが、それ以降はちんぷんかんぷん。ほとんど斜め読みですっとばしちゃいました(聖書時代以降の知識を仕入れるために読んだのに・・・)。まあ、それでも大体概略は知ることができたら、よしとするかな・・・もっと初心者向けの入門書を読んでから、また出直します。2012/01/12
俊
1
こんな歴史があったとは2009/08/20
bookcustomer
0
アウシュビッツで5~600万人が殺され同情されるユダヤ人ですが、神に選ばれた民と自分らを考えてるそうで、また流浪の民の逆がゲットーですが、そのアウシュビッツ内でユダヤ人同士で、粗末なサービスの交換取引の仲介交渉をしていたと思いますが、また古代ローマ時代にイエスキリストを磔にしろとその外野で喚いたのがユダヤ人だそうで、その磔の刑にそのイエスをしたのがその当時のローマの執行官だそうで、またロスチャイルドがイタリアと英国とフランスとオーストリアとドイツに支店を置いていたそうで、